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しわ、たるみ

2021/09/06

たるみが起こってしまうNG行為3選

#しわ#たるみ#日焼け#紫外線

美容外科クリニックにご来院いただいている方のお悩みで、たるみが気になるという方はひじょうに多いです。

たるみが起こってしまうと改善するのはなかなか難しいですが、そもそもたるみを作らせない、たるみを出来るだけ減らす為にできることをご紹介させていただきます。

たるみが起きる原因

たるみのNG行動の前に、なぜたるみが起こるのか。
たるみとは何かというと、重力によって常に人間の体は地面の方に引っ張られています。

その時に、たるみが無い状態というのは皮膚の動く余裕が少ない状態、その状態だと下に引っ張られても落ちずにそのままの位置でキープされているのでたるみは目立たないのですが、皮膚が引っ張られる余裕ができてしまう、ようはゆるみができてしまうと、どんどん下に引っ張られて口元にマリオネットラインと呼ばれるラインがでたり、ほうれい線が出てきたり、たるみが出てきます。

皮膚が薄くなるのと支持組織のゆるみ

たるみが何故できてしまうのかというと、皮膚が薄くなってしまうのと、皮膚の下の支持組織と言う、皮膚を固定している組織がゆるんでくるという2つの原因があります。

まず皮膚が薄くなってしまうというのは、加齢とともにどんどん皮膚のコラーゲンやエラスチンという肌のを保つ成分がありますが、年齢とともに少なくなってしまいます。

そうすると皮膚が薄くなってしまって、シワシワになり、薄くなればなるほど当然硬さも無くなってくるので重力に引っ張られて皮膚が落ちやすくなります。

皮膚の下に脂肪があり、筋肉があり骨がある構造ですが、皮膚の下がゆるくなると、どんどんたるみが出できてしまいます。

このたるみの原因としては、年齢とともにだんだんお顔の脂肪が減ってしまいますが、今までパツッと張っていた風船がどんどんしぼんでいってしまうと、その分ゆるくなってしまいます。

あとは皮膚の下にコラーゲンが張り巡らされていますが、コラーゲンも年齢とともに、どんどん減っていってしまいます。

骨は当然動かないです。
その上にある筋肉も収縮はしますが、そんなにずり落ちたりすることはないです。

ではどこからずれていくかというと、脂肪がずれやすくなってきます。

年齢とともに脂肪の層がどんどんゆるくなっていってしまい、だんだん皮膚が支えられなくなって、脂肪が下に落ちていってしまう。
それがたるみの原因となります。

たるみが起こってしまうやってはいけない3つの習慣

日焼け

日焼けというのは、単純に肌が黒くなってシミができやすくなる、肝斑できやすくなるというだけでなく、実は皮膚の細胞自体にダメージを起こしてしまいます。
紫外線の中にはUVA、UVB、UVCの3つありますが、それぞれ肌にダメージを起こしてしまいますが、実は肌の老化の7割~8割程度は光老化といって、紫外線の影響といわれています。

紫外線があたると、だんだん皮膚の細胞が壊されていき、なおかつエラスチンやコラーゲンといった皮膚の弾力ハリ感をもたらせる物質が減っていってしまいます。

そうなるとだんだん肌が薄くなってしまい、シワシワになってきてしまい、たるみの原因になってしまいます。

必ず日焼け止めをしっかり使っていただき、なるべく光のあたるところを歩かない。
ただ日焼け止めは落ちやすい為、できれば2~3時間に1回程度のペースで塗り直していただくのをオススメします。

マッサージ

マッサージがなぜダメかというと、皮膚の下の脂肪の層の繋がりをどんどん切ってしまいます。
マッサージでお顔をグリグリすると、リンパ液が流れて小顔になるとか色々なお話があるかと思いますが、ほとんどの美容皮膚科、美容形成外科のドクターで、マッサージをオススメする方はほとんどいないと思います。

なぜかというと、皮膚を上下に動かす行動を繰り返すと、中の組織がどうなるかというと、皮膚に引っ張られます。
そうすると何が起こるかというと、皮膚の中のコラーゲン繊維がどんどんちぎれていきます。
若いうちは、コラーゲン繊維がちぎれても、また繋がって修復されていくので、そこまでたるみは起こってきませんが、ダメージは蓄積していきます。
年齢を重ねれば重ねるほど、どんどん差が出てきます。

特にマッサージで行うとダメなのは、下に引っ張るとか、上に上げるという形で、皮膚をずらす行動です。

上からまっすくおさえるぐらいならまだしも、グイグイ上下させてしまうと、どんどん皮膚の下の組織が壊されていってしまうので、やめていただいたほうがよろしいかと思います。

顔だとわかりにくいと思いますが、女性の方だとブラジャーをする方が多いと思いますが、ブラジャーは何の為にしているのか、ファッション等もありますが、胸の形をキープして、動いた時にずれないようにしています。

スポーツブラジャーだと、グッと密着させて胸が動かないようにしますが、ブラジャーの効果というのは、単純にその時の動きを抑えるだけでなく、胸の上下運動を抑えることで、加齢とともに、どんどん胸が垂れてしまうのを防ぐことが出来ます。

これも先程お話しした皮膚と同じで、脂肪組織の中にコラーゲン繊維があり、それが胸のハリを作っています。
そして胸が下に落ちないようにしていますが、胸の中の繊維が、運動などで胸が上下することにより、どんどん引きちぎれてしまうので、ブラジャーをしている方としていない方だと、かなりの差が将来的に出てきます。

胸のたるみが起こるように、肌のたるみも当然起こってきます。
その時にお顔をグイグイ押さえてしまうと、たるみの原因になってしまうので、必ずやめるように気をつけていただければと思います。

寝る時の姿勢

寝る時の姿勢というのは、肌にかなりのダメージを負わせてしまいます。
どのような体勢がダメかというと、枕に顔の表面をつけて寝ている状態が一番ダメです。

なぜかというと、人間の頭はボーリングの玉と同じぐらいの重さがあります。

ようは枕に顔の表面をつけて寝ているということは、ボーリングの玉と同じぐらいの重さが、顔の皮膚にかかっています。
その状態で数時間寝ています。

なおかつ人間は寝返りを打ちます。その時に枕で皮膚をグリグリ押されます。
寝ている間ずっと、皮膚をグリグリ押され続けているのは、かなりの刺激で、肌へのダメージも蓄積していきます。

寝ている時というのは、日中に肌が受けたダメージを成長ホルモンが出てきて、修復してくれるタイミングです。
その修復タイミングに刺激を加えてしまっていては、修復がおいつかなくなって、肌の老化、肌の下の組織の老化、たるみの原因となってしまいますので、寝ている時も出来るだけ、まっすく上を向くように意識していただけると一番いいかと思います。

寝ている時というのは、日中に肌が受けたダメージを成長ホルモンが出てきて、修復してくれるタイミングです。
その修復タイミングに刺激を加えてしまっていては、修復がおいつかなくなって、肌の老化、肌の下の組織の老化、たるみの原因となってしまいますので、寝ている時も出来るだけ、まっすく上を向くように意識していただけると一番いいかと思います。

たるみがが起こってしまった場合、どのように解消したらよいのか?

なかなか自力で解消するのは難しいです。
美容外科クリニックに来ていただいて、ご自身の状態にあった美容施術を受けていただくのも一つの方法だと思います。

おすすめのたるみ解消美容治療

脂肪溶解HIFU
脂肪溶解HIFU(ハイフ)とは、お肌の内部に密度の高い熱エネルギーを与えることで脂肪細胞そのものを破壊し、フェイスラインの引き締め、二重あごの改善をする小顔・顔痩せ治療です。

Aスレッド
Aスレッド®とは、溶ける特殊な繊維をお顔の目立たない部分から注入し、フェイスラインの脂肪やたるみをリフトアップする小顔術です。

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この記事の監修医師

柴田 貴志 医師

A CLINIC 横浜院院長
柴田 貴志 医師
・日本美容外科学会会員(JSAS)
・形成外科学会会員
・日本リンパ学会会員
・末梢神経学会会員