花粉症はアレルゲンである花粉が体内に入ることで、免疫系が反応してヒスタミンやロイコトリエンといった成分が体内で放出されることで鼻水や流涙、かゆみなどが引き起こされます。
一般的に処方される抗ヒスタミン剤などはこのヒスタミンの作用を減弱させることによって花粉症の症状を抑えます。
ヒスタグロビン注射は抗ヒスタミン剤と異なり、減感作療法と呼ばれるヒスタミンに対する体の反応を鈍くさせることで効果を発揮する薬です。
そのため、抗ヒスタミン剤でよくある眠気などの副作用はなく、また毎日内服する必要もないため飲み忘れの心配もございません。
ヒスタグロビン注射の流れ
医師の診察のあと、二の腕に皮下注射を行います。
効果を出すためには週1~2回1バイアル、3週間を1クールとして接種を推奨しております。
効果の出方には症状の重症度などの個人差もありますが、1クール接種後で約50~70%の方に症状の軽減が認められます。1クールで効果をご実感いただけない場合、再度1クール、ご希望に応じて1回に3バイアルまで接種して頂くことが可能です。
効果は3か月~1年ほど続きますが、3,4か月に1回再度接種して頂くことで、効果を持続させることができます。
ヒスタグロビン注射の適応
・花粉症の方
・アレルギー症状のある方
・副作用を極力避けたい方
ヒスタグロビン注射のメリット
・施術時間が短い(1分ほど)
・副作用リスクが少ない
・他の薬と併用できる
・注射時の痛みが少ない
ヒスタグロビン注射のデメリット
・効果に個人差がある
・妊婦、月経直前、月経中、激しい喘息発作の方は打てない
・人由来成分のため、ヒトパルボB19ウイルスに感染するリスクが0ではない
ヒスタグロビンは免疫グロブリン(人由来)とヒスタミンを合わせた薬剤です。
非特異的減感作療法(全てのアレルギーに効く)と呼ばれ、アレルギー反応時に放出されるヒスタミンの産生やヒスタミンに対する体の反応自体を抑える効果があります。
そのため、抗ヒスタミン剤などと異なり花粉症の症状が現れる前に接種して頂くことで花粉症シーズンの症状を緩和することができます。
また、アレルギー反応自体を抑えるため、花粉症だけではなく様々なアレルギーの症状を抑えることが出来ます。
ヒスタグロビン注射と
組み合わせるおすすめの施術
ヒスタグロビン注射に加え、ほかの施術も組み合わせることでより症状を緩和します。
花粉症の症状を抑える注射です。ヒスタグロビンとは異なる機序で症状を抑えるため、併用して頂くことでより効果をご実感いただけます。
免疫力を高めアレルギー体質の改善になります。くしゃみや目のかゆみなどの炎症を抑える働きを助けます。
施術時間 | 約10分~15分程。 |
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通院 | 目安として1週間に1回の施術をご案内しております。 |
痛み | チクッとすることがありますが痛みは一瞬です。 |
メイク/洗顔/シャワー/洗髪/入浴 | 当日より可能です。 |