バスト
2019/12/04
気になる身体のライン、豊胸で理想の身体のラインを手に入れる
薄着の季節になるたびに気になってしまう身体のライン。
身体のどこかしらに悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?
その中でも特に多い悩みのパーツは女性の象徴ともいえる“バスト”。
今までマッサージや体操、サプリメントなどを試した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
形や大きさ、色など理想は人それぞれではありますが、ご自身で行うケアのみだけで理想を叶えることはなかなか難しいのも事実です。
美容クリニックでのバストのケアを考える方の中には、調べれば調べるほどリスクばかりが目に付いて怖くなってしまう方も多いのかもしれません。
そんな方のために、ここではバストの形・大きさを整える“豊胸術”について分かりやすくご説明いたします。
ヒアルロン酸って本当に体にいれていいもの?
では、体の中にヒアルロン酸を入れても大丈夫なのでしょうか?
まず、ヒアルロン酸とはどんなものなのでしょう。
ヒアルロン酸はもともと人の体内にある成分で、アミノ酸と糖が重合した化合物で、細胞と細胞をつなぎ合わせるムコ多糖(ねばねばした粘性のある物質)という物質です。
分子量が大きいので弾力性があります。
人体の肌成分(皮膚内)に多く含まれており、もともとは目の硝子体の成分として発見されましたが、他にも筋肉や関節の中にある関節軟骨や関節液など、ヒアルロン酸は体内のさまざまな箇所に存在しています。
人間の身体はいくつもの細胞でできていますがこの細胞同士をくっつけバラバラにならないよにしている成分なのです。
ムコ多糖は、消化の段階でブドウ糖に変わり、小腸に吸収されます。
ヒアルロン酸はもともと体内にあるものなので、アレルギーを引き起こすことは、純粋なヒアルロン酸を使用している限り考えにくいです。
豊胸術の種類
バストの大きさや形について昔からの長年悩んでる方もいれば、人から指摘されたことがきっかけで気になってしまった方もいます。
・元々瘦せ型で余分な脂肪がつきにくい
・他の箇所に脂肪が多いのに、上半身が貧相
・授乳後にしぼんでしまった
・年齢とともに垂れてしまった
・パートナーに指摘された
など豊胸術を考えている方の中でも悩みの内容やきっかけは様々です。
そしてご希望のお仕上がりも十人十色。
・とにかく可能な限り大きな胸にしたい
・今よりもう少しだけ大きくたい
・全体的にハリのあるバストにしたい
・胸の大きさに左右差を改善したい
現在のバストの状態やご希望によって最適な豊胸術の種類は異なります。
豊胸術の種類はかなり多くありますが、大きく分けて下記の3つの方法を取り扱っているクリニックが多いです。
・ヒアルロン酸などのジェル状のものをバストへ注入する方法
・豊胸用シリコンバッグをバスト挿入する方法
・自身の脂肪をバストへ注入する方法
ヒアルロン酸などのジェル状のものをバストへ注入する方法
注射のみの手軽にお受け頂ける施術のため、豊胸術の中では腫れや浮腫み、痛みなどのダウンタイムは最も少なく、なかなかお休みが取れない方にオススメの施術方法です。
皮膚の余裕などその方の状態にもよりますがサイズアップの限界は1~2カップ程です。
それ以上のサイズアップをご希望される場合は、人工乳腺バックによる豊胸術など別の施術方法を視野にいれた方がよろしいでしょう。
注入するものはヒアルロン酸やアクアフィリング、アクアリフトなどがありますが、ヒアルロン酸が一番メジャーかと思います。
持続期間や触り心地などは注入するヒアルロン酸の種類によって異なります。
総合してみると、1年~1年半程で吸収されることが多く、自然なバストと比べるとすこしだけ硬さを感じる場合もあります。
またヒアルロン酸の種類とその方の体質によって、注入後にしこりのように硬い塊ができる方がいらっしゃいます。
もししこりが気になるほどであれば、溶かすことも可能ですのでご安心ください。
豊胸用シリコンバッグをバスト挿入する方法
シリコンでできた豊胸用のバック(人工乳腺バック)をバストへ挿入する方法です。
入れたバックを抜去する施術を受けない限りは半永久的にバストを維持することが可能で、豊胸術の中ではサイズを大きくする点に最も長けています。
ヒアルロン酸注入による豊胸術では持続期間や仕上がりの大きさなどが物足りない・・・という方にもオススメの豊胸術です。
しかしリスクはゼロではありません。代表的なものとしては下記の4つがあります。
・他の豊胸術と比較するとダウンタイムが大きい。
・サイズの変更が容易ではない。
・傷跡が残る。
・被膜拘縮
静脈麻酔・硬膜外麻酔を使用するので施術中のお痛みは問題ありませんが、腫れや浮腫み、筋肉痛のような痛みが施術後1,2週間程は残る方が多いです。
固定や通院も必要なためお仕事や学校がある方は、安静にするためにも最低でも一週間程はお休みを取っておいた方がよろしいでしょう。
また半永久的な効果であることはメリットでもありますが、逆に言えば「もう少し大きくしたい/小さくしたい」などといった調整が容易ではないということです。
大きさを変える場合はバックを入れ替える施術が必要にです。
豊胸用のバック(人工乳腺バック)はほとんどの場合、脇を切開して挿入するのですが、脇の皺にそって切開するのでほとんど目立たないものの薄っすらと傷跡は残ります。
また人工乳腺バック豊胸術のデメリット「被膜拘縮」はご存知でしょうか?
バストに入れたバックを異物と認識し身体を守るために、バックのまわりに被膜(カプセル)を形成していく生理現象のひとつです。
体質によっては、被膜(カプセル)を形成し過ぎてしまい厚くなり、バストの中での余裕がなくなるため触り心地が硬く感じたり、人によっては痛みを伴うこともあります。
現在使用している人工乳腺バックはかなり良質なものなので、上記のリスクはほとんど感じない方が多いですが可能性としてゼロではないことを理解して施術を受けた方が良いでしょう。
希望のサイズ等、しっかり担当医と相談することは理想を叶える必須項目です。
自身の脂肪をバストへ注入する方法
「このお腹の脂肪が胸に移動できればいいのに・・・」
そう思ったことのある女性は多いのではないでしょうか?
自分の脂肪なので仕上がりはとても柔らかく、また、注入した脂肪のうち3分の1程はバストに残るので、ヒアルロン酸豊胸術の持続期間に物足りなさを感じてる方や、異物を体内に入れることに抵抗がある方にもオススメの施術方法です。
まずバストに注入するための脂肪を採取します。
その方法は“脂肪吸引”です。
採取した脂肪をそのままバストにいれるわけではなく、不純物を取り除き綺麗な脂肪のみを使用するので、多めに脂肪を採取する必要があります。
そのためある程度、脂肪量がある方でないとサイズアップは叶えられません。
その方の状態やご希望にもよりますが、太ももやお尻、お腹などの脂肪吸引を行うケースが多いです。
そのためバスト以外にも脂肪吸引を行った箇所にもダウンタイムが伴いますので、豊胸術の中でも一番負担のある方法と言っても過言ではありません。
ここまでご覧いただいていかがでしょうか?
バストの悩みは同性でもなかなか打ち明けにくいですよね。
施術をすることで前向きになれるメリットも大きいのですが、どの施術にもリスクはあります。
受ける前にしっかりカウンセリングを受け、ご自身にあった施術をお選びいただければ幸いです。