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ダイエット

2020/04/03

最新のダイエット方法!“GLP-1メディカルダイエット”

#GLP-1#サクセンダ#ダイエット#ビクトーザ

みなさんは“メディカルダイエット”と聞くとどんなものを思い浮かべますか?
脂肪吸引・バッカルファット除去術・脂肪溶解注射・ヴァンキッシュME・クリスタル脂肪冷却・サノレックス・ゼニカル・BBXなどなど、現在痩身術の種類は非常に多いです。
その中でも最新の“GLP-1メディカルダイエット”はご存知でしょうか?
安全性が高く、アメリカや欧州では肥満治療薬として承認されており、日本でも2010年より生活習慣病のひとつである2型糖尿病の治療薬として承認され使用されてます。

また今までの内服薬以外のメディカルダイエットは通院や腫れなどのダウンタイムがどうしても付き物でした。
一方、“GLP-1メディカルダイエット”は通院もいらず自宅で行え、自己注射のみで痩せることが可能なのです。

「ダイエットがなかなか続けられない/挫折した」
「忙しく通院やダウンタイムがある方法は難しい」
「まわりにバレたくない」
「楽して痩せたい」
「サノレックスなどの内服薬が体質的に合わない」
なんて方にもピッタリのダイエット方法なので是非お読みください。

GLP-1とは?

GLP-1(glucagon-like peptide-1)とは、元々私たちの身体に存在するホルモンの1つです。
食事をしてアミノ酸やブドウ糖が小腸に到達すると、小腸からインクレチンという消化管ホルモンが分泌されます。
GLP-1はこのインクレチンの1つで、膵臓のβ細胞にあるGLP-1受容体と結合してインスリン分泌を促すことで血糖値を下げる、また満腹中枢を刺激して自然に食欲を低下させるはたらきがあります。
しかし、この重要な働きを担うGLP-1は、細胞膜上や血液中などにあるDPP-4という酵素によってすぐに分解されてしまいます。
そしてこのGLP-1の血中濃度には個人差があり、血中濃度が低い人は食欲が満たされにくいため必要以上に食事を摂ってしまったり、インスリンの分泌も促されにくいため太りやすい体質になる傾向にあります。

逆に、GLP-1の濃度が正常な人は、食欲が抑えられ、基礎代謝をUPさせたり、脂肪を分解させやすくするなど、痩せている体質を維持することができます。
そのため、ダイエット(肥満治療)に有効であり、GLP-1は“痩せホルモン”として注目をされています。

サクセンダ

GLP-1製剤には様々な種類がありますが、その中でも“サクセンダ”という薬剤をオススメします。
理由はしっかりとした効果を出すための処置方法が、GLP-1製剤の中で最も手軽でダイエットを継続しやすいためです。

ビデュリオンやトルリシティなどのGLP-1製剤は、1週間に1回クリニックに行き注射する必要があり手間ですが、サクセンダは自己注射(自分で注射を行う)のため自宅での処置が可能で、通院する必要はありません。
同じく自己注射で行えるバイエッタは1日2回の処置が必要ですが、一方サクセンダは1日1回の処置で十分な結果が得られます。

また“ビクトーザ”という薬剤をご存知でしょうか?
実はサクセンダとビクトーザは、同じメーカー(デンマークのノボ・ノルディクスファーマ社)で、同じ成分(リラグルチド)、同じ容量(18mg)ではありますが、サクセンダは肥満治療薬、ビクトーザは糖尿病治療薬として処方されています。
「同じものなのに、なんで2種類あるの?」なんて思いますよね。
1回の処置で注入量は、サクセンダは0.3~3.0mgまで調整が可能なのですが、ビクトーザは0.3~0.9mgまでしかできないためそれ以上に打つ場合は2回自己注射をする必要があります。
もちろん、1回あたり0.9mg以下の注入でも効果がないわけではありませんが、注入量が多い方が食欲を抑える効果は強くなるため、ダイエット・肥満治療を行う上では、より注入量の調整の幅が広いサクセンダを推奨しています。
初めは0.3mgからスタートし、副作用など問題がなければ0.6mg、0.9mg、1.2mg・・・と0.3mgずつ注入量を増やしていくと効果を実感しやすくなります。

サグセンダの副作用

サクセンダの副作用が起こる可能性は稀ではありますが、デメリットとして理解した上での使用をオススメします。
治療を開始したばかりのときは、胃のむかつきや吐き気、便秘などの症状がでることがあります。
我慢できない程の強い症状の場合は使用を中止する必要もありますが、軽度であれば、そのまま毎日治療を継続していくとだんだん症状が軽くなります。
状態によっては注入量を減らしたりして調整してもいいかもしれません。
またサクセンダの血糖値を下げる作用により、冷や汗・震え・吐き気などの低血糖の症状がでる場合があるので、その際は飴玉など糖質を含む食品を飲食してください。
膵炎や腸閉塞のリスクはかなり低いもののゼロではないので、強い腹痛や他の症状も含めてなにか気になることがあればすぐにクリニックに相談しましょう。

サクセンダの施術方法

1日1回、朝または夜に、自己注射による投与を行います。
毎日可能な限り同じ時刻が望ましいです。
お腹・太もも・二の腕などの脂肪が多い箇所に、皮下注射(皮膚と筋肉組織の間にある脂肪層)で行うことが基本ですが、自己注射が初めての方はお腹への注射が比較的やりやすいかと思います。
自分で注射を行うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、皆さんがクリニック等で見るような注射とは異なり、一般の方でも行いやすいキットのようなものなので安心してください。
下記の手順で行いますが、サクセンダを処方しているクリニックのほとんどは、写真付きでわかりやすい説明書を渡してると思うので、始めはそちらを見ながら行うと良いでしょう。

①サクセンダ本体(以下「本体」)の針の装着部分の消毒をする。
②使い捨てのサクセンダ専用の注射針を取り付ける。
③本体の「単位設定ダイヤル」を回し空打ち目盛「‥」(0の次の印)に設定します。
④針先を上に向け、本体のカードリッジ上部を指で軽く数回はじき、気泡を上部に集める。
⑤空打ちをする。(針先を上に向けたまま注入ボタンを押し薬液(サクセンダ)が出ることを確認する)
⑥「単位設定ダイヤル」が「0」に戻っていることを確認する。
⑦「単位設定ダイヤル」を最適な注入量の目盛に設定する。
⑧お腹などの注入箇所を消毒する。
⑨皮膚に対して垂直になりよう注射をする。
⑩注入ボタンを「単位設定ダイヤル」が「0」になるまで押し込み、そのまま10秒数える。
⑪注入ボタンを押したまま注射針をまっすぐ抜く。
⑫注射針を本体から取り外す。

使用した注射針は、ペットボトルなどの容器に入れ集めておき、処方されたクリニックへ持参する必要があります。

いかがでしたか?
サクセンダによる“GLP-1メディカルダイエット”は通院・ダウンタイムいらずの自己注射のみで行え、正に“楽して痩せられるダイエット”として注目を集めています。
これからダイエットを始める方も、今までダイエットで失敗されてきた方も是非お試し頂ければと思います。