小顔
2020/03/30
小顔の条件のひとつはアゴの形!
「小顔になりたい」
「輪郭をすっきりさせたい」
「シャープな印象にしたい」
こういった願望があっても、何をすれば叶うのかわからない方も多いですよね。
もちろんその方の状態やご希望の仕上がりによってアプローチ方法は異なりますが、筋肉の大きさや脂肪の量に意識がいきがちで、見落としがちなパーツが“顎(アゴ)”です!
なぜアゴが顔の印象を左右するパーツなのか、アゴを整える施術方法はどんなものがあるのか、こちらで紹介します。
アゴが小さい原因
アゴが小さい原因は下記のものが考えられます。
①遺伝的な要素
②現代人の食生活
③アデノイド顔貌
これら以外の原因もありますが、特に私たちアジア人は「①遺伝的な要素」の場合がほとんどです。
1.遺伝的な要素
まずアジア人のその骨格や歯列の位置から、アゴは“小さい”“まるみがある”“奥まっている”などの特徴があげられ、若く、かわいらしい印象を与えるとされています。
しかしその反面、丸顔で実際よりも顔が大きく見え、知的な印象を欠いてしまいます。
2.現代人の食生活
現代の食事は、大昔とは異なり柔らかく、あまり噛まなくても食べることができものが増えてきており、硬いものを噛む機会、または噛むという行為そのものが少なくなってきています。
日本人のアゴが年々細くなっている背景にはこの食生活が大きく関係していると言われてます。
3.アデノイド顔貌
“アデノイド”とは、鼻から喉につながる部分にあり、ウイルスや細菌が体内へ侵入し、感染することを防ぐ役割をもったリンパ組織で、日本語では“咽頭扁桃”と呼ばれています。
ヒトのアデノイドなどの免疫器官は、幼少期はまだ発育段階にあり免疫力は弱いため、ウイルスや細菌が入り込むと、免疫器官は過剰に反応します。
そのため、3~6歳頃の幼児は、ウイルスや細菌が侵入してくる度にリンパ組織の反応が強くなり、アデノイドが肥大しやすくなります。
アデノイドが肥大すると、鼻から空気が通る道が狭くなるため鼻で息がしにくく、自然と口呼吸をするようになってしまいます。
口呼吸が習慣になると、起きている時も寝ている時も常に口を開けたままの状態が続くため、口周辺や舌の筋肉が衰えていき上顎と比較し下顎が発達せずに、後退して見える現象が起きます。
これが“アデノイド顔貌”です。
このアデノイドが肥大した症状にみられる下記のような特徴をもった顔立ちを“アデノイド顔貌”と呼びます。
理想的なアゴへ形を整える方法
アゴの形成術は大きく分けて3つの方法があります。
どの方法もメリット・デメリットがあるのでそれらを理解した上で施術を受ける必要があります。
1.プロテーゼ
「何回も施術を繰り返したくない」
「半永久的な効果を求めている」
「希望の仕上がりが、ヒアルロン酸注入の限界を超えていると言われた」
半永久的な持続効果を求める方はプロテーゼ一択で、プロテーゼを除去する施術を受けない限りその状態を保つことが可能です。
“プロテーゼ”というものをあまり知らず不安に思う方もいるかもしれませんが、プロテーゼとはシリコンで作られた人工軟骨で、心臓の人工弁や人工関節などの素材として用いられ、安全性や耐衝撃性の高い実績のある医療材料なので安心してください。
口の中(下唇の裏の下部)を切開してプロテーゼを挿入するので表側に傷は残りませんが、施術後3日間はプロテーゼがより、定着しやすくするための固定を付ける必要がありますので、マスクなどでカバーするか、難しければ学校やお仕事のお休みを取ることをオススメします。
最新プロテーゼは、その方のアゴの骨にしっかりとフィットし安定感があるためずれにくく、自然な仕上がりを叶えることができますが更に上質なものにするためにもプロテーゼの種類や形選びは重要です。
2.ヒアルロン酸
注入箇所の赤み・疼痛・肝機能障害などがありますが、頻度は非常に少ないです。
他の抗アレルギー薬やサプリメント、ピルや注射治療をしていても効果を下げることはないため、ヒスタグロビン注射との併用もオススメです。
ヒアルロン酸とは元々私たちの身体の中に存在する粘性をもった物質で安全性の高いものです。
「プロテーゼをいれることに抵抗がある」
「ダウンタイムを可能な限り小さくしたい」
「ゆくゆくはプロテーゼの施術をしたいけどまず似合うかどうかお試ししたい」
という方にオススメな施術方法がヒアルロン酸注入で、注入するヒアルロン酸の種類によって異なりますが、短いもので3ヶ月程、長いもので1~1年半程の持続力があります。
法令線などのシワをカモフラージュするイメージが強い方もいるかもしれませんが、現在ではシワよりもアゴや鼻、涙袋や唇などの形を整えることに使用することの方が多くなってきてます。
お注射での施術なので、腫れや浮腫み、内出血などのリスクはゼロではないもののかなり少なく、施術直後からメイクも可能なため、忙しくなかなかお休みが取れないかたも受けやすい施術かと思います。
ヒアルロン酸の種類によって硬さや粒子の大きさ、持続期間などが異なるのですが、アゴにはしっかりと弾力性がある硬いタイプのボリューマやクレヴィエルコントア、ジュビダームビスタウルトラ+XCなどがオススメです。
注入量に関係なくオーダメイドで料金が変わりなく施術可能なクリニックもありますし、注入量によって料金が異なるクリニックもあります。
3.埋没法
「元々アゴのボリュームはあるが、形を整えたい」
「ヒアルロン酸だけでは物足りない」
「プロテーゼほどのダウンタイム期間は取れない」
という方にオススメな施術方法が埋没法です。
医療用の強度のある溶けない糸を使用し、皮下の軟部組織を縛り、指でアゴ先を摘まんだようなシャープなアゴへ整えることができます。
切開などはせず、糸で整えるのみなので腫れや浮腫み、内出血などのリスクがプロテーゼと比較すると少なく、翌日から洗顔やメイクが可能です。
しかし、この施術方法はあくまでも元々あるアゴの形を整えるのみなので、アゴのボリュームは出せません。
そのため元々の状態によってはヒアルロン酸との組み合わせをオススメする場合があります。
いかがでしょうか?
アゴの理想的な形は、顔の他のパーツとのバランスや好みによって異なります。
幼いかわいらしい印象の顔が好きな方は、あまりアゴを細くシャープにし過ぎてはいけませんし、Eライン(アゴ・唇・鼻)のバランスを損なうと、悪目立ちするため考慮する必要があります。
自分にとって、どのようなアゴの形が理想的で、どの施術方法が最適なのか?是非ご相談ください。