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プチ整形

2020/01/10

コンプレックス解消!でべそ修正術!!

#でべそ#コンプレックス#臍ヘルニア#臍突出症

おへそは普段見えない部分ですが、コンプレックスに感じている方は意外と多いです。
特に「でべそ」で悩んでいる方は水着になった時や温泉に行く際など、人目を気にして隠しながら入るという方もいると思います。
せっかくの海水浴や温泉などが思いっきり楽しめないのはもったいないですよね。
ここではでべその種類や修正方法などを詳しくお話していきます。

でべその種類と原因

でべそはほとんどの方が生まれつきです。
よく「生まれた時にへその緒の切り方が悪いとでべそになる」と思われがちですが、実は関係ありません。
でべそは、妊娠時も出産時も予防できる術はないんです。
ではどのような仕組みででべそになってしまうんでしょうか?
でべそってどんな状態なんでしょうか?
実はでべそと一言で言っても種類があります。

へそとは?

「そもそもへそってどうやってできるの?」
みなさんが知っているとおり、胎児はお母さんのお腹の中にいる時、へその緒で繋がり栄養を摂っています。
生まれた後、へその緒がなくなってしまうと、その臍輪(さいりん)と呼ばれる部分にはなにもない状態になります。
しかし穴が空いた状態のままでは問題ですので、ほとんどの場合筋膜や瘢痕(はんこん)組織といった固い組織がその部分を覆いフタをします。
フタはしますが、筋肉や脂肪はつかないのでその部分に窪みができます。
それがへそです。

臍ヘルニア

筋膜や瘢痕組織が臍輪をフタをする、とお話ししましたがフタをしきれない「臍輪閉鎖不全」の赤ちゃんが、5~10人に1人くらいの割合でいます。
それが「臍ヘルニア」です。
臍ヘルニアは放置していても、お腹の筋肉が発育してくる1歳頃までにほとんどの方が自然に治ります。
もし1~2歳頃までにヘルニアが残っていたり、ヘルニアが治っていても皮膚がゆるんでしまって、おへそが飛び出したままの状態の際は手術が必要になる場合があります。
また、成人になってから発症する臍ヘルニアは
・妊娠による腹圧の変化
・太りすぎによる腹圧の上昇
・腹腔内の液体による腹圧の上昇
・腹部の手術の後遺症
などが原因で起こります。
臍輪閉鎖不全が成長によって自然治癒しやすい赤ちゃんとは異なり、成人の臍ヘルニアの改善方法は基本的には手術が必要になります。(保険診療)

臍突出症

臍突出症とは、臍ヘルニアと違い臍輪はしっかりとフタはできているものの、フタをした瘢痕組織などが大きくへその部分の皮膚を押し上げてるため、へそが窪みきっていない状態をさします。
真ん中だけ膨らみが残る状態(前突型)や、へそ周辺の皮膚も飛び出ている状態(奥行型)など状態は様々です。
臍突出症は特に痛みを伴うものではなく、そのままにしていても日常生活には問題ありません。
しかし病気でなくても「見た目が気になる・・・」という場合には改善するために美容クリニックでの手術が必要です。

でべそ修正術

「でべそ修正術ってどんな施術?」
「キレイになれるの?」
まず上記でお話したとおり、でべそ(臍突出症)の状態にも種類があるので、それによっても施術方法は異なります。
特に真ん中だけ膨らみが残る状態(前突型)と、へそ周辺の皮膚も飛び出ている状態(奥行型)が多いので、この2つの施術方法について解説します。

前突型でべその修正術

真ん中のみポッコリと膨らみが残っている前突型はへその中のポッコリしている部分が邪魔なわけですので、その余分な部分を切開して取り除きます。
取り除き過ぎては綺麗な仕上がりになりませんし、取り除く量や範囲が少なすぎてはでべそのままで終了してしまいますので、でべそ修正術では“どのくらいの量”“どのくらいの範囲”を取り除くかがとても大事なポイントです。
次に切開した部分を縫合します。
傷跡は穴の中なので元々目立つことは考えにくいですが、ここで細胞の成長因子(グロースファクター)や血小板療法(PRP)などの塗布があると傷口の再生も早くより傷跡が目立ちにくいのでオススメです。

奥行型でべその修正術

前突型でべそと比べて修正術を扱っているクリニックが少ないのが奥行型でべその修正術です。
なぜならば単純に、余分な皮膚などを切除するだけでいい前突型でべそと比べると、高度な技術が必要になるからです。
奥行型でべそに対して前突型でべそ修正術の術式を行ってしまうと、突出部分が残ってしまい「少しでべそ具合が軽減されたかな?」くらいで終了になってしまったり、仕上がりが綺麗とは言えない結果になってしまう可能性が大きいです。
奥行型でべその場合はまずおへその奥を筒状に切開し取り除きます。
そしておへそ周辺を含めた突出部分をおへその奥へ丁寧にしまい込みながら仕上がりを綺麗にデザインしていきます。
最後に切開部分を縫合し終了ですが、前突型でべそと同じように切開部分に、細胞の成長因子(グロースファクター)や血小板療法(PRP)などの塗布があると傷口の再生も早く、更に傷跡が目立ちにくくなります。

でべそ修正術の注意点・通院,抜糸

前突型でべそ・奥行型でべそ、どちらの修正術も共通して切開の施術のため、切開した箇所は黒い糸で縫合します。
施術の5~7日後に再度来院し、その糸を取り除く(抜糸)まではおへその中の部分に糸がついたままの状態です。
顔とは異なり、おへそは普段人に見える部分ではありませんが、もし施術をまわりに内緒にしたいなどの理由があれば、例えば会社や学校での着替えの際など肌着を着ておいたり、めくれないように気を付けると良いでしょう。

服装

特にこれといった指定の服装はありませんが、でべそ修正術を受けたばかりの施術部分はとてもデリケートな状態ですので、へそ周辺に負担がかかることは避けるべきです。
施術日だけでなく、施術後しばらくはウエストがへその位置にあるタイトなズボンやスカート、ベルトなどは避けて、へそ周辺に余裕のある服装が良いと思います。

シャワー,入浴

施術の5~7日後の抜糸の日まではへそに黒い糸がついているので、シャワーなどで患部が濡れないようにします。
患部さえ避けて頂ければ当日から可能なので安心してください。
またゆっくりとお湯につかることは、抜糸した日の2日後から可能です。
なぜならば患部を清潔に保つためと入浴すると血行が良くなるせいで、傷口が痛くなったり、腫れやむくみが強くなる可能性があるためです。

痛み,腫れ,内出血

「切開手術って怖い!」
「終わった後も痛いの?」
そう不安に思う方もいらっしゃるかと思います。
担当医師の技術によっても変わりますが施術にかかる時間は30分前後で、局所麻酔で行う施術です。
それに加えて笑気麻酔も使用すると、お酒に酔ったようにボーッとした、リラックス状態で受けることができるので併用することがオススメです。
施術中の痛みはほとんど感じないという方が多いです。
個人差もありますが、痛みは痛み止めを飲めば我慢できる程度で、腫れや内出血もでる可能性はありますがそれよりも縫合している糸の方が気になると思います。
このようなダウンタイムは個人差がありますが、平均1週間程と考えて頂ければよろしいかと思います。
施術後は早くダウンタイムを落ち着かせるためにもお腹に力を入れたり極力へそまわりに負担をかけず安静に過ごしましょう。
必ず落ち着くので安心してください。

いかがでしたか?
「そんなこと気にしなくてもいいんじゃないの?」言われても自分では気にしてしまうのがコンプレックス。
自分がでべそということで、集団での着替えや本来楽しいはずのプールや温泉が、ストレスになってしまうのはつらいですよね。
でべそ修正術は顔の施術とは違って日常生活でもカバーしやすい部位なのででべそ修正術を受けるにあたって日時調整もしやすいと思います。
でべそというコンプレックスを抱え続けていないで改善するために美容クリニックに足を運んでみませんか?