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しわ、たるみ

2019/11/15

美容を語る上で外せない”ヒアルロン酸”は本当に安全なの!?

#しわ#たるみ#ほうれい線#ヒアルロン酸

ヒアルロン酸ってそもそも何?

ヒアルロン酸とは人体に存在する粘性を持った物質で、安全性の高いものです。ヒアルロン酸はわずか1gで6ℓもの水分を保持することができ、皮膚や目、関節など人間のカラダをつくる細胞内にある保湿、弾力成分です。美肌にはヒアルロン酸の存在が必要ですが、ヒアルロン酸は赤ちゃんの時が一番量が多くピークで、その後20代後半~30代から減り始め、40代になると50%ほどのヒアルロン酸がなくなってしまいます。ヒアルロン酸が減少すると、肌は弾力を失い、保水力も落ちてしまします。そうすると肌のキメが荒くなったり、乾燥・小じわ・毛穴の開き・たるみなどあらゆる肌トラブルを引き起こす要因に繋がります。

では、減ってしまったヒアルロン酸を補給することはできるのでしょうか?

食事でもヒアルロン酸を摂取する事は可能ですが、ヒアルロン酸は熱に弱い為、加熱をする調理法ですとヒアルロン酸の摂取が難しくなります。ドリンクやサプリメントなどで補給をすることも可能ではあります。ですが、皆さんが気になるところは身体全体なのでしょうか?それともお顔や全身の皮膚なのでしょうか?そう考えると、ヒアルロン酸は身体のいろいろな部分に必要とされるので自分の思っているところにだけ効果を届けるのは難しいのです。なので、口からの摂取ももちろん大切ですが、気になるところにピンポイントで効果が出せたら嬉しいですよね。そんな痒いところに手が届くのがヒアルロン酸注射です。

ヒアルロン酸注射の即効性!持続はどのくらい?

では実際ヒアルロン酸のお注射を考えた場合、まずどこに打ちたいのか、どうしてそのシワが出来てしまったのかを考えてみて下さい。

以下の事例に当てはまる方にオススメです
①笑わないで無表情にしてもくっきりほうれい線がでている
②しわを伸ばしてみてもへこみが消えない
③浅い細かいしわよりも深いしわ

このようなしわをお持ちの方には特におすすめで、注射用のヒアルロン酸は化粧品などに含まれているものとは異なり、ヒアルロン酸の粒子がしわの溝やへこみなどを皮膚の下から持ち上げられるように作られています。ヒアルロン酸の種類によって期間は異なりますが、時間の経過とともに身体に吸収されていきます。そのため「人体に存在しない異物を残すことに抵抗がある・・・」という方にもオススメです。

また約10分程度という短時間で施術ができますので“手軽さ”もヒアルロン酸注射の魅力のひとつです。スキンケア化粧品を何年間もの間、毎日毎日塗ってケアされても改善されなかったお悩みのしわが、短時間で簡単に改善できたらうれしいですよね。

では効果はどのくらいの期間続くのでしょうか?
持続期間はヒアルロン酸の種類によって異なり、短いものですと1ヶ月ほど、長いものですと1年~1年半ほどです。ヒアルロン酸の種類によって粒子の大きさや硬さは異なり、しわの箇所や状態によって適したヒアルロン酸のシワや、作りたい形(ヒアルロン酸はしわ以外にも、鼻やアゴなどの形をつくる時にも使用します!)によって最適なヒアルロン酸の種類は異なります。ヒアルロン酸を作っているメーカーは国内外に沢山あるため
クリニックによって取り扱っているヒアルロン酸の種類は異なることがほとんどです。事前にホームページなどでご自身で調べてもいいと思いますが、クリニックのカウンセリング時に実際のしわの状態を診てもらいながら説明された方がわかりやすいのはもちろん、確実かと思います!

「注射は苦手だけど、シワが嫌!」という方には施術の回数を減らすために持続期間が長いヒアルロン酸が向いていますね。ちなみに「ヒアルロン酸は繰り返すと永久的に持続が続く」と誤った知識をお持ちの方もいますが、どんな種類のヒアルロン酸でも吸収されますので、繰り返し注入を行っても難しいです。

ヒアルロン酸のデメリット、リスクは?

上記で、ヒアルロン酸は繰り返しても吸収されてしまう、と記載しましたがまれに身体の体質によって吸収が遅く、注入箇所に蓄積される方もいます。触れると少し硬さを感じたり、見た目でわかったり、わからないものもあったり。ラッキー!と思う方もいれば、逆に不安に思う方もいますよね。お手軽で出来るプチ整形だからこそ、リスクは知っておきたいと思います。

ヒアルロン酸注入によるリスクとしては
①血管に混入することで注入部分が壊死してしまう
②しこり化してしまう
③技術がない医師が施術をすると膨らんでしまったり、左右差がでてしまったりする
④針穴、内出血が出る

ちょっと一気に怖くなってしまいましたね。でも安心してください!最近の美容医療は進んでおり、各クリニックでは患者様が安心して施術をお受け頂けるようリスクを可能な限り減らしています。例えば、①の「血管に混入することで注入部分が壊死してしまう」はとっても怖いですよね。血管に入らないように、医師が確認しながら施術を行うことはもちろん、先の丸い針を使用することで血管内に侵入しにくく、なおかつ内出血が出にくい針などが使われているクリニックが多いです。中には血管が浮き出るライトを使用するクリニックもあります。

また、万が一ヒアルロン酸でトラブルがあった場合はヒアルロン酸を溶かす薬剤がありますので、左右差や、思っていたよりも膨らんでしまったり、しこり化してしまった場合治療することも可能です。そしてやはりリスク回避にはご自身で医師を選ぶ事が重要になります。料金を優先される方もいるかもしれませんが、ご自身の大切なお顔ですので値段だけで判断しないことが失敗しない鍵です。

クリニックや医師選びのポイントは
①施術を担当する医師の技術(ただの外科出身の先生に騙されない)
②そのクリニックでヒアルロン酸の症例写真を見る
③リスクの説明がきちんとされるか

この3つのポイントを抑えることで大切です。また、リスクのうちの内出血や針穴などは時間の経過と共に必ず落ち着きますが何か心配なことがあれば施術したクリニックへご連絡をする事をおすすめします。

またヒアルロン酸の効果は個人差があります。「溝が消えると思って注射をしたのに消えなかった・・・」など理由はそれぞれありますが、注入量が少なかったり、そもそもしわではなくたるみによる影だったりなど効果を感じられない方もいます。なので、しっかり丁寧に事前にカウンセリングをしてくれるクリニックを選びましょう。そうすることでトラブルは回避できます。

ここまで読んで頂きいかがでしょうか?なかなか人には聞きにくいけど、とても興味がある方は多いはず。施術を受けてみると以外と簡単だな、と思われる方も多く手軽な治療法です。鏡を見てずっと悩んでいるのであれば、ほんの少し勇気を出してチャレンジしてみてもいいかもしれません。