プチ整形
2020/01/07
多汗症の症状にはボトックス注射で解決
「夏になるとわきの汗じみが気になる」
「季節関係なく一年中脇汗が気になる」
「汗が気になって腕があげられない」
「上着を脱いだ後、汗のにおいがする」
「着たい服があってもわき汗が気になって着られない!」
なんてお困りの方はいらっしゃいませんか?
こんなお悩みを抱えた皆さまに知って頂きたい注射があります。
「ボトックス(ボツリヌストキシン)注射」です。
聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近では「プチシワ取り」などと呼ばれて、美容医療では知らない人はいないといっても過言ではありません。
「ワキ汗には関係ないんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はワキ汗を軽減する効果が期待できる注射なのです!
多汗症の症状
多汗症とは文字通り、かく汗の量が通常よりも多い症状のことです。
「運動をするとたくさん汗をかく」「暑くて汗が出る」とは異なり、体温調節を必要としてない環境下でも大量の汗が出てしまう症状に悩まされる方も多いです。
汗をかくことは私たちが生きていく中で必要な活動ですなので、汗をかくことが決して悪いというわけではなく発汗量の問題なのです。
多汗症と一言で言っても現れる症状や部位、度合いは人によって異なりますが大きく2つに分けて、全身から汗が出てしまう「全身性多汗症」と、手や顔だけなど、局所的に汗が出る「局所性多汗症」があります。
どちらも汗ばむ程度から流れ落ちるものまで汗の量は個人差があります。
特にワキの下やお顔、手の平、足の裏の箇所に症状が集中する局所性多汗症の方が全身性多汗症よりも多いようです。
気温は関係なく極度の緊張感を感じると症状が著しく現れたり、ストレス社会が続いている環境では自律神経が乱れることによって、多汗症を誘発してしまうこともあります。
また多汗症の方以外でも特に脇は汗をかきやすく、気にしなる方は多いかと思います。
ドラックストアなどで見かける制汗剤はエチケット感覚で、しっかりと汗を抑えることは難しいです。
「手術まではしたくない」「手軽にすませたい」「大きな効果を求めてる」
そんな方にオススメなものがボトックス注射です。
ボトックス(ボツリヌストキシン)って何??
ボトックスの物質名は「ボツリヌストキシン」といいます。
ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質のひとつで、神経伝達物質であるアセチルコリンの伝達を弱める作用があります。
例えば、筋肉が使われている箇所(筋肉が緊張している箇所)にボトックスを注射すると、 筋肉を動かせと指令が弱まり、筋肉がリラックスした状態になります。
日本で1970年代から眼科や神経内科で、斜視や顔面チックなど、筋肉の活動亢進から起こる疾患に多く用いれています。
その後1997年4月から厚生労働省の認可を受けているおり、安全性はすでに確立されています。
日本の厚生労働省で認可されているのは、アメリカのアラガン社製のボットクスのみです。
美容治療目的では、約70か国以上で使用されてます。
最近ではその手軽さと安定した効果に人気を集めており、多汗症の治療(ワキ汗)など様々な症状の医療への応用が期待できるとし、世界中でその研究が続けられています。
韓国製や中国製のボツリヌストキシンを安価で行っている大手の美容外科も最近多いですが、持続期間や効果の出方にムラがあったり、抗体ができることで効きづらくなってしまうというデメリットがあります。
ボトックスで汗を抑える
汗やにおいの原因は、ワキの下の比較的皮膚の浅い層に多く分布している「エクリン汗腺」と、皮膚の深い層に多く分布している「アポクリン汗腺」の2種類の汗腺が大きな要因と考えられます。
エクリン汗腺から出される汗の成分は99%が水分で、においはしません。
一方、アポクリン汗腺から出される汗にはアンモニアや脂肪や尿素の成分含まれ、においの原因のひとつです。
ボトックスをワキに注入すると、これらの汗腺のはたらきを抑制され発汗量を減らすことができます。
ただボトックスを打ったからといって効果は永遠に続くわけではなく、持続効果は個人差はありますが4か月~6ヶ月程です。
そのため定期的にボトックス注射をお受け頂くことをオススメ致します。
腋臭(ワキガ)へのボトックス
もちろんボトックスで汗の量が多ければ、酸素に触れ酸化すると雑菌が繁殖しにおいの原因にもなるので、汗の量が減ればにおいも多少軽減できるでしょう。
ただボトックスは腋臭(ワキガ)ににおいそのものを改善することは難しいので、においの元になるアポクリン汗腺の分布の量が多いいと、 汗の量を止めてもその少量の汗でもにおいがまだ気になるという結果になります。
ただ自分が腋臭(ワキガ)なのか判断が難しいかもしれません。
あくまで参考ですが、耳垢が湿ってる方は腋臭(ワキガ)の可能性が高い言われています。
腋臭(ワキガ)は遺伝も強く関係していると言われています。
上記でも説明しましたが、アポクリン汗腺はアンモニアや脂肪、尿素の成分が多く含まれているので、シャツのワキの所が黄色く変色したりします。
汗の量が減っているのにも関わらず、においが気になる方はアポクリン汗腺の除去をする事で根本的な改善になると言えるでしょう。
「汗の量が減ったけどワキの下がにおう・・・」
「シャツのワキの部分が黄色く変色している」
「血縁関係者の中に腋臭(ワキガ)がの人がいる」
もしかし自分もそうなのではないか??
そう心配される方は一度専門医に相談してもいいかもしれませんね。
「どうしても怖い・・・」
「勇気が出ない・・・」
そんな方は、メスも使用しないボトックス注射なら手軽に受けられますし、まずはボトックス注射をしてみてそれでも気になる・・・ということであれば腋臭治療を考えてみてもいいかもしれません。
いかがでしたか?
ボトックス注射は決してシワ治療だけではなく万能なものです。
脇汗が気になる方はボトックス注射をすると快適さを実感できると思うので、是非一度試してみてくださいね。