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シミ、美白

2020/01/31

ホクロの除去方法は?レーザーor切開

#ホクロ#ホクロ除去#レーザー

みなさんはホクロについて気にしたことはありますか?
ホクロが多い人もいれば、少ない人もいまし、大きさや色も様々です。
ホクロ1つで顔の印象は変わると言っても過言ではなく、チャームポイントにもコンプレックスにもなりえるものです。
また年々増えたり、大きくなるホクロにお悩みの方も少なくないと思います。

ホクロの正体とは?

ホクロとは、色素性母斑もしくは、母斑細胞母斑とよばれている良性の母斑細胞の集まりです。
母斑と聞いてもピンとこないかもしれませんが、簡単に言うと、母斑とは色や形の皮膚の奇形のことです。
生まれつき皮膚に存在すつ母斑細胞は紫外線や外的刺激、ストレスなどでメラニン色素を産生します。
そのメラニン色素を含んだ母斑細胞が終結することで黒く見えるものがホクロの正体です。
褐色や肌色に近いもの、青く見えるものや、隆起しているものも存在します。

ホクロの発生

ホクロは生まれつきのものと、成長過程で現れてくるものがあります。
生まれた時からあるホクロや思春期頃までに現れるものは先天性のもので遺伝が原因です。
両親のホクロが多ければ、子供も多い傾向にあります。
後天性の成長過程で現れてくるホクロは、紫外線の影響で生じるのではないかといわれています。
他にも外的刺激や傷、ストレスやホルモンなどによってメラノサイトが刺激されてできる場合があります。

ホクロが増えるって本当?対策は?

気付いたら「ホクロの数が増えていた」「ホクロが大きくなっていた」ということはありませんか?
これ以上ホクロが増えたり、大きくしたくないと思う方もいますよね。
なぜホクロは増えたり大きくるのでしょうか?
ホクロはメラニン色素の集合体であるため、紫外線を浴びることも発生・悪化の要因のひとつです。
紫外線を浴びると、肌細胞を壊されないようにするために、母斑細胞の働きを活発にしてメラニン色素を作り出します。
それがホクロになるのです。
また、ホクロにならなくともメラニン色素が残り、シミになる場合があります。
シミと同じく今まで浴びてきた紫外線が要因で後々ホクロが増えたり大きくなります。
ホクロが増えることを防ぐだけでなく、シミ予防にもなりますし、美肌に保つためにもUVクリームなどで、紫外線対策をしっかり行うことをおすすめします。
それ以外にも、
・ストレスをためない
・外的刺激を避ける
・規則正しい生活習慣
など、日常生活で防ぐ術はあります。

ホクロの除去方法

上記でホクロの予防について書きましたが、既にあるホクロをなくすことは自力では難しいです。
除去したいホクロの状態やご希望によって、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)や切開法、電気メスや液体窒素など最適なホクロの除去の仕方は異なります。

1.ホクロ除去:レーザー

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、水分に吸収されやすい性質をもち、レーザーが水分を含む皮膚・組織に吸収されて蒸散させるので、盛り上がったホクロやイボを削ることができます。
治療したところは、皮膚の中まであるホクロの組織を削り取るため、始めは凹んでしまいますが徐々に平らになってきます。
治療した箇所は、軟膏を塗り、施術後1週間ほど患部をテープで保護する必要があります。
凹みはの部分はかさぶたができ、自然に剥がれ落ちると赤みがありますが、徐々に赤みは引いていき自然な肌色になります。
赤いうちに過度に紫外線にあたったり、外的刺激を極力避けてください。
大きさやホクロの箇所などによっては、レーザーではなく切開法の方が良い場合もあります。
レーザーは基本的に、5mm以下のホクロが対象で、大きいものはレーザーで取ろうとすると大きく穴が開いた状態になり凹みが残ったり、凹まない程度に削るとホクロが残り再発することがあるため、切除して取る方法が選択されます。
医師の適切な判断と技術が必要なので、しっかりカウンセリングを受け適切な方法を選択してください。
医師によって、CO2レーザーや液体窒素、電気メスなど使用するものは様々です。
しかし最近は、比較的簡単にきれいに取れるCO2レーザーを使用しているところが多いようです。

2.ホクロ除去:切開法

大きなホクロ(5mm以上)は、削ると大きな凹みができたり、根が深く奥まで削らなければいけなかったりするので、レーザーなどよりも、切開法を用いた施術が適していることが多いです。
ホクロを切除して縫い合わせる方法は1回で取りきるので再発するリスクが少ないことがメリットです。
術後は切開したあとが線上に赤みがありますが、赤みが引けば傷跡はさほど目立たなくなります。
5~7日後に抜糸で来院する必要があります。
こちらの方法も、色素沈着をおこさないよう抜糸後から紫外線対策を行い、外的刺激を避ける必要があります。
また、切開は体質によっては、瘢痕形成を起こす場合がありますので、しっかりとカウンセリングを受けてから治療してください。

ホクロと病気って関係あるの?

ホクロが急に大きくなった!ということはありますか?
ホクロだと思っていたら、上皮膚細胞の悪性腫瘍だったという事があるようです。
色素性母斑は良性ですが、悪性黒色腫と見分けがつきにくいのもあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)は、皮膚のメラニンが癌化した腫瘍といわれています。
「短期間でどんどん大きくなっている」「形が歪」「ボコボコしている」
「血液や体液が出ている」「色が変わってきている」「硬くなってきた」
「足の裏や爪の中など普段ホクロができないような部分にある」などなど。
このようなホクロは、もしかしたら悪性の可能性があります。
悪性黒色腫が疑われる場合は手術が第一選択肢になり、早めに切除したほうがよいです。
切除した細胞は組織検査をしておくとよいでしょう。
検査する場合は組織が必要なので、レーザーではなくメスで切開する必要があります。
もしかして悪性腫瘍なのではないかと不安になる方もいるかもしれません。
自己判断せず、専門医を受診することをおすすめします。

いかがでしたか?
ホクロの除去も予防も簡単にできることなので、気になる方は早めにアプローチしてみましょう。