毛穴、ニキビ
2020/02/04
ニキビができる要因って?
「ニキビがよくできてしまう」
「ニキビが治ってはできて、治ってはできて・・・の繰り返し」
「ニキビが痛い」
「ニキビのせいで顔に自身が持てない・・・」
そんなお悩みを抱えてはいませんか?
そもそもなぜニキビはできてしまうのでしょう?
ここではニキビの原因についてお伝えします。
思春期ニキビ
よくニキビができ始める時期を伺うと思春期が非常に多いことがわかります。
思春期になると顔の皮脂分泌が増えていきます。
思春期は大人になる為の準備期間ですので、ホルモンバランスに変化が出る時期なのです。
特に多く皮脂が分泌されるのが、鼻から額にかけてTゾーンとよばれる部分です。
性別問わずに気になる方が多く、男性の場合思春期に皮脂の分泌以外にも、男性ホルモンが特に多く分泌されています。
男性ホルモンは、皮脂の分泌を活発にし、皮膚の角化も促してしまいます。
そのため、男性の方が思春期にニキビができやすいという特徴があり、女性も男性と比較すると少ないものの男性ホルモンは分泌されています。
また大人になってからも身体的な疲労や睡眠不足など、日常生活のストレスなどによって、自律神経に影響が出やすくなりホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌が増えてしまいニキビができやすい状態になってしまいます。
毛穴詰りニキビ
新陳代謝の低下などで、肌のターンオーバーが正常に行われないと老廃物が溜まり、お肌の表面が硬くなります。
特に毛穴付近のターンオーバーが行われなくなると、毛穴の中に皮や老廃物がつまってニキビ菌が繁殖しやすい環境になります。
また紫外線などを含めて過度な刺激が与えられると、肌を守ろうとする働きで角質が硬くなり逆に皮脂が、毛穴の中につまりやすくなってしまうこともあります。
実はメイクも毛穴をつまらせる原因で、最近のメイク用品はメイクが崩れないように、油分を多く含んでいるものが多いので、ニキビを悪化させてしまう事があります。
ニキビができるとそれを隠そうとして、いつもよりメイクが濃くなってしまう事はありませんか?
必ずメイクをした日は、きちんとメイクを落としましょう。
夜遅くなってしまってそのまま寝てしまったりなんて事ありませんか??
そんな時こそ肌に負担がかからないクレンジング洗顔料の選び方も大切になります。
肌の乾燥ニキビ
乾燥肌の場合、毛穴詰まりの原因でもある皮脂が少ないのに、どうして毛穴が詰まってしまうのでしょうか?
肌の皮脂分泌が少ないと、バリアである皮脂膜がしっかりと作れません。
水分と同時に肌の油分が不足すると、バリア機能が落ちてしまいます。
お肌のバリア機能が低下すると、自身の肌を守ろうとして角質を厚く作ってしまいます。
角質が厚くなると毛穴も弱く細くなってしまい、乾燥肌の方でもほんの少しの皮脂や老廃物により、毛穴が簡単に詰まってしまいます。
細菌の繁殖によりニキビ
”常在菌”を聞いたことはありますか?
常在菌とは、私たちヒトの顔や身体に住んでいる細菌をさし、そのひとつである“アクネ菌”(正式名は“プロピオバクテリウム・アクネス”)によって、顔のニキビができると言われています。
常在菌の習性として、脂肪分が多い場所に住み着きます。
よって、皮脂が溜まっていて、角栓で塞がれた毛穴はアクネ菌にとって格好の棲み処になるわけです。
常在菌は非常に多く存在しているので、ゼロにする事は不可能です。
アクネ菌を無くす方法を探そうとするのではなく、アクネ菌の棲み処になる毛穴を作らないように対策することが、ニキビ予防に繋がります。
睡眠不足ニキビ
睡眠不足はお肌に大きなストレスを与えます。
ホルモンバランスを乱して自律神経が乱れると、皮脂の分泌も過剰になります。
なるべく6時間以上は睡眠をとりましょう。
あとは、お肌のゴールデンタイムと呼ばれる、午後10時~午前2時の間にしっかりと睡眠をとる事を心掛けましょう。
いかがでしたか?
ニキビができてしまう要因は決して特別なことではなく、日常生活が大きく影響していることがおわかりいただけたかと思います。
できてしまったニキビを治すために、内服薬・外用薬・ケミカルピーリングなどなど様々なアプローチの仕方がありますが、ニキビができやすい生活習慣をそのままにしていてはキリがありません。
ニキビ治療をする方もニキビができにくい肌質にしたい方も、まずはご自身の生活習慣に目を向けてみてはいかがでしょうか?