バッカルファット除去術の失敗!?頬がこける原因について解説いたします!

バッカルファット除去術とは

まずはじめにバッカルファット除去術の「バッカルファット」とは一体何なのかについてご説明いたします。
バッカルファットとは、頬上部からその下にかけて皮膚の深い層にあり、筋肉の間や骨の下を通っている脂肪です。分かりやすく言うと口の内側にある脂肪のことです。

バッカルファットの脂肪の量には個人差があります。
バッカルファットの脂肪の量が多いと、歯を出して笑ったときに頬が横に大きく膨らみます。
ふっくらとした頬は若々しく見えますが、バッカルファットが多いために顔が大きく見えてしまったり、年齢を重ねていくと脂肪の重さでたるみが生じてしまったり、ほうれい線や口角の下のマリオネットラインのシワが気になり始めます。
これがいわゆるブルドッグ顔となります。

バッカルファット除去術とは、口の内側を小さく切開してバッカルファットを取り除く施術です。
バッカルファット除去術を受けることで、笑ったときに特に目立ってしまう顔のボリュームが減り小顔に見えるようになります。

バッカルファット除去術で頬はこけるのか?

次にバッカルファット除去術で頬はこけるのか?の真相についてお話していきます。
結論から申し上げますと、バッカルファットを取り過ぎることで頬こけは起きてしまいます。

ではなぜ頬がこけてしまうのか?ということですが、バッカルファットは部分的な脂肪であり、頬全体の脂肪が取れるわけではありません。
あくまでバッカルファットを除去した部分だけ脂肪が減ります。
そのため除去している部分と除去していない部分にくぼみができることで、こけているように見えてしまうというわけです。

また、患者様より「脂肪吸引をした後に加齢によって頬はこけてしまうのか?」
といったご質問をよく頂きます。

これについては、加齢によって確かに脂肪は減ります。
ただし脂肪が減るといっても全体が均一に減るわけではありません。

減りやすい場所、減ったときに目立ちやすい場所があります。
それは「コメカミ」「頬骨下」「目の下」などです。
減りやすい場所の脂肪を取るともちろん、こけやすくなってしまいます。

脂肪吸引ではこけやすい部分は取らないように意識して施術を行います。

バッカルファット除去術の場合、先程お話したようにどうしてもバッカルファットがある部分しか減らすことはできません。

もともと頬骨下がへこんでいる方でバッカルファット除去術を受けると、こけている部分が大きく目立ってしまいます。

別の例を挙げると、口横の脂肪がついている方がバッカルファット除去術を受けた場合、段差ができてボコついて見えてしまうというケースもあります。

次にバッカルファット除去術で頬がこけないためには、どうしたらいいのか?についてご説明いたします。

バッカルファット除去術で頬がこけないためにはどうしたらいいのか?

脂肪を取り過ぎてしまうと頬がこけてしまうリスクのあるバッカルファット除去術。
頬がこけてしまうリスクを回避するための方法はいくつかあります。

まずひとつめは、ご自身でそもそもバッカルファット除去術が適応であるかどうかを把握することです。

バッカルファット除去術の適応となる方は、口を「い」の形にした際に頬に膨らみがでますが、その膨らみが大きく広がる方となります。

ただし、「い」の形にした際に頬が膨らむのは当然で、これは筋肉の動きで頬が寄ることで膨らんでいるように見えるからです。
笑ったときに頬が膨らんだからと言って、すべての方がバッカルファット除去術の適応となるわけではありません。

バッカルファット除去術が適応となる方

バッカルファット除去術が適応となるかどうかご自身で確認できる方法があります。
それは、真顔のときの自分の顔を確認する、ということです。

真顔のときでも頬が横に膨らんでいる方がバッカルファット除去術の適応となります。

具体的にバッカルファット除去術でどの部分がこけてしまうのか、ということですが分かりやすい例で言うとNBAの八村塁選手を見て頂くと分かりやすいかなと思います。
八村塁選手は笑ったときに頬がぐっとへこみます。
これがバッカルファット除去術でこけてしまう部分です。

もちろん八村塁選手はバッカルファット除去術をされたわけではないと思いますが、バッカルファット除去術でどの部分がこけてしまうのか分かりやすいので、ご興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

バッカルファット除去術の注意点

次にバッカルファット除去術の施術をお受け頂くにあたっての注意点を詳しくお話していきます。

バッカルファット除去術の腫れやダウンタイムは個人差がかなり大きいです。
バッカルファット除去術では麻酔を使う量が少し多く、片側で5cc~20cc程となります。

麻酔の量でも腫れやダウンタイムなどが変わりますので、ご心配な方は執刀医に麻酔の量を事前に確認して頂くのも良いでしょう。

麻酔の量を多くするか少なくするかは医師の判断によって変わりますが、海外でも麻酔の量はある程度使った方が腫れや内出血、合併症などが抑えられるとされています。

麻酔を多く使うと直後はむくみがかなり気になりますが、それも経過と共に落ち着いていきます。

また、バッカルファット除去術は脂肪を奥から取り出すため、施術後からじわじわと内出血が起こる場合があります。
内出血のリスクを抑えるためには、傷口をしっかりと圧迫することが重要です。
ただしやはり麻酔が切れてくると、どうしても腫れが大きくでてしまう方もいらっしゃいます。

バッカルファット除去術はダウンタイムが大きく出てしまうリスクがあると思って受けて頂くのが良いかと思います。

さらに先程ご説明した通り、バッカルファット除去術はご自身が適応となるかどうかを見極めるのが重要となります。

・頬骨が横に張っている
・頬骨下がこけている
・全体的に脂肪の量が少ない

上記の方は加齢とともに頬のこけが気になる場合がありますので、気になる方は一度医師にご相談頂ければと思います。

私のところにも「他院でバッカルファット除去術を勧められたけど、柴田先生の意見を聞きたい」とご相談される患者様は多いです。

私の経験上、実際にバッカルファット除去術が適応となる方はそんなにはいらっしゃらないです。

バッカルファットのみ膨らんでいることはなく、基本的には脂肪吸引でデザインしながら施術をすることが多いです。

実際にバッカルファット除去術だけで小顔になる方も少なく、バッカルファット除去術だけですべてのお悩みを解決するのは難しいです。

とはいうものの、なかなかご自身でバッカルファット除去術が適応かどうか判断するのも難しいかと思います。

当院では毎日無料カウンセリングを承っておりますので、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。

無料カウンセリングのページへ

まとめ

今回はバッカルファット除去術で頬はこけてしまうのか?について、詳しく解説していきました。

バッカルファット除去術は良い施術であることには変わりはありませんが、バッカルファット除去術だけですべてを解決するのは難しいです。

脂肪吸引のように患者様お一人おひとりに合わせてデザインをすることが難しいためです。

小顔になりたい、顔のボリュームを減らしたいといった場合、脂肪吸引を優先的にお受けいただくことをオススメいたします。

当院では「1day小顔®脂肪吸引」という顔の脂肪吸引とスレッドリフトがセットになったメニューがあり、一番人気のメニューとなっています。

糸リフトで圧迫することによって腫れや内出血のリスクも最小限で、さらにフェイスバンドの装着も不要です。

ダウンタイムや周囲の目が気になる、といった方にも抵抗なくお受け頂ける施術です。
お顔の脂肪が気になる方、小顔になりたい方はぜひご検討ください

1day小顔®︎脂肪吸引のページへ

バッカルファット除去術のページへ

記事の内容を動画で詳しく見る

関連する施術一覧

さまざまな専門医・認定医・資格を持つ医師が在籍

A CLINICでは顔の脂肪吸引や糸リフトの症例数が豊富なだけではなく、さまざまな資格を持つ医師や専門医が在籍しております。

日本美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員(JSAS)、日本美容皮膚科学会会員、形成外科学会会員、 麻酔外科学会会員、世界美容外科学会(WSAPS) 会員、国際抗老化再生医療学会会員、国際抗老化再生医療学会会員、日本肝臓学会会員、 日本リンパ学会会員、末梢神経学会会員、日本専門医機構認定 整形外科専門医、日本整形外科学会会員、日本先進医療医師会会員、 日本抗加齢医学会会員、日本救急医学会認定ICLS修了

A CLINICの医師一覧はこちら

A CLINICは医療広告ガイドラインを遵守した情報を掲載しています

A CLINICでは所属医師監修のもと医療広告ガイドラインに従い、以下2点を遵守しホームページ内の情報を適宜改善しています。

  • 1.施術や治療経過に関する体験談の削除
  • 2.症例写真を掲載する際は、施術の詳細やリスク、施術の価格を必ず明記