脂肪を吸う場所によってダウンタイムの差がある?医師が徹底解説!【顎下の脂肪吸引】

こんにちは。A CLINIC横浜院 院長の柴田です。

今回のテーマは、フェイスラインとアゴ下・エラ下の施術において、どちらの方がダウンタイムが大きく出るのかについて詳しくお話ししたいと思います。

当院では1day小顔®という顔の脂肪吸引施術を多くの方に受けていただいております。この施術では、フェイスラインやジョールファットといった口元の脂肪だけでなく、アゴ下やエラ下の脂肪も吸引することがあります。

施術を希望される患者様からよく聞かれるのが、「どちらの施術を受けるべきか悩んでいます。どちらの方がダウンタイムが大きいですか?どちらの方が目立ちますか?」という質問です。

そこで今回は、フェイスラインとアゴ下・エラ下の施術において、どちらの方が腫れや内出血が目立つのかについて詳しく解説させていただきたいと思います。

顔の脂肪吸引に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

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柴田 貴志 医師

顔の脂肪吸引の基本情報

顔の脂肪吸引について簡単にご説明しますと、まず麻酔の注射を行い、その後に皮下脂肪にカニューレという細い金属管を挿入して中の脂肪を吸引します。

これによりフェイスラインの脂肪を減らしていくのです。ただし、脂肪を減らしたからといってそれで終わりではありません。その後にダウンタイムとして、腫れや内出血、そして一般的に拘縮と呼ばれる硬さが出てきます。基本的には、これらのダウンタイムが徐々に引いていき、最終的に完成となります。

さて、フェイスラインとエラ下・アゴ下の施術では、ダウンタイムの現れ方が少し異なります。具体的にどちらが目立つかというと、実はエラ下・アゴ下の方が目立ちます。

多くの方は顔の方が首よりも人の目に留まりやすいため、顔のダウンタイムが目立つのではないかと思われるかもしれませんが、実際には違いがあります。

その違いの理由として、一つは場所、もう一つは動きという点が挙げられます。これについて、それぞれ詳しくお話しさせていただきます。

吸引部位によるダウンタイムの違い

まず、場所についての違いです。立っている状態が人間の通常の姿勢であり、多くの時間を立って過ごしています。その際に、どちらが上に来るかと言えば、フェイスラインが上に位置し、アゴ下・エラ下はフェイスラインよりも下に位置します。

腫れや内出血は基本的に水分が原因です。内出血は血液、腫れはむくみが原因であり、傷がついたところで炎症が起こると、周りの血管から水分が引き寄せられてむくみが発生し、腫れとなります。これらの水分には重さがあり、立っていると重力によって下に下がる性質があります。

これによって何が起こるかというと、例えば、額にヒアルロン酸を注入した場合、最初は額が腫れますが、その後、重力により腫れが徐々に下に下がって目の方に移動し、最終的に吸収されていくという形になります。このように、腫れや内出血は下に下がる傾向があります。

フェイスラインとエラ下・アゴ下の脂肪吸引を同時に行った場合、フェイスラインの腫れや内出血が時間とともに下に下がり、フェイスラインがすっきりしてきます。しかし、エラ下・アゴ下はフェイスラインから下がってきた腫れや内出血が溜まるため、まだ腫れが目立つという状態になります。

患者様の中には、腫れや内出血が気になる方もいらっしゃいますが、基本的に1day小顔®の場合、顔の脂肪吸引でありながら腫れはそれほど大きな問題にはなりません。

ただし、多少の腫れは避けられません。この腫れがフェイスラインからエラ下・アゴ下に移動することで、一時的にエラ下・アゴ下の腫れが目立つことがありますが、これは顔の脂肪吸引を行ったさいの自然な結果であり、施術が失敗したわけではありません。吸引が足りなかったわけでもないので、ご安心いただければと思います。

動きによるダウンタイムの違い

続いて2つ目は、動きによる違いについてです。顔の脂肪吸引後によく起こるのが拘縮です。厳密に言うと、医学的な拘縮とは少し異なりますが、簡単に言うと、体内からコラーゲンという接着剤が出てきて、傷をくっつける現象です。

顔の脂肪吸引によって皮下脂肪の部分が穴だらけになるので、体がそれを修復するためにコラーゲンを大量に生成します。このコラーゲンの生成がピークに達するのは施術後約2週間から4週間です。

そのため、この期間中は硬さやボコつきが感じられることが多いです。この現象は約半年かけて徐々に柔らかくなり、最終的には自然な形に落ち着きます。

コラーゲンが大量に生成される理由は、傷をくっつけるためです。動くと傷が剥がれそうになるため、体はさらにコラーゲンを生成して修復を試みます。つまり、動けば動くほどコラーゲンが出やすくなり、その結果、硬さが増すということです。

例えば、フェイスラインやジョールファットの周辺は口元に近いため、吸引した部分が硬くなることがあります。口元は話す、笑う、食べ物を噛むなど、頻繁に動かす部位です。

そのため、この部分は特に動きが激しく、より多くのコラーゲンが生成されて硬くなりやすいです。しかし、アゴ下と比べると、口元はそれほど大きく動かないと言えます。

アゴ下は首を動かすたびに大きく動きます。首を大きく回すと、数センチレベルで動くことがわかります。このように日常生活で頻繁に動かす部分では、剥がれないようにさらに多くのコラーゲンが生成されます。

結果として、エラ下・アゴ下はフェイスラインやジョールファットと比べて動きが大きく、その分コラーゲンが出やすく、硬さやボコつきが目立つことがあります。

特に喉元の部分はよく動くため、コラーゲンが出やすく、施術後の初期段階では硬さやボコつきが気になることがあります。

しかし、基本的には時間と共にこれらの症状は落ち着いていきます。最初のうちに硬さやボコつきが出てきても、心配する必要はありません。半年ほど様子を見ていただくことをおすすめします。

当院ではフェイスラインやアゴ下・エラ下の脂肪吸引を1day小顔®という形で、多くの患者様に提供しています。

一般的に、1day小顔®は腫れが少ないとされています。そのため、施術後の腫れのピークは3日目ですが、その時点で術前とほぼ同じくらい、あるいは少しスッキリしている状態の方がほとんどです。これにより、周囲にばれにくい手術となっていると思います。

まとめ

今回は、顔の脂肪吸引を行った際に、フェイスラインとエラ下・アゴ下のどちらがダウンタイムが大きいのかについて詳しくお話しさせていただきました。

顔の脂肪吸引のダウンタイムが心配な方は、ぜひ一度1day小顔®についてご相談にいらしてください。ACLINICでは初診料、カウンセリング料は無料となっております。

インスタグラムのDMよりご連絡いただければ直接返信しますので気軽にご連絡くださいね。

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日本美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員(JSAS)、日本美容皮膚科学会会員、形成外科学会会員、 麻酔外科学会会員、世界美容外科学会(WSAPS) 会員、国際抗老化再生医療学会会員、国際抗老化再生医療学会会員、日本肝臓学会会員、 日本リンパ学会会員、末梢神経学会会員、日本専門医機構認定 整形外科専門医、日本整形外科学会会員、日本先進医療医師会会員、 日本抗加齢医学会会員、日本救急医学会認定ICLS修了

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