『10年後の仕事図鑑』堀江貴文 落合陽一 共著
2018年11月17日
こんにちは、佐藤です。
少し前に、私の尊敬するドクターの影響で一冊の本を手に取ってみました。そのドクターが落合陽一氏の考え方などを私に教えてくれてから興味を持ち、その落合氏と私の好きな堀江貴文氏の共著が出ていたので、前に読了していました。
そして最近、将来の仕事について考えることがあり、再びこの本を読み返してみました。
『10年後の仕事図鑑』SBクリエイティブ
昨今「AIに仕事を奪われる」と言われて久しい。
このように言うと、とても不安になる方が多いのではないでしょうか?
でもこの本の中で堀江氏は「AIに仕事を奪われてもなんら問題はない」と書いています。それどころか「一度きりの人生に、不安を持ち込むことに何の意味があるのだろうか」とさえ言っています。何だか勇気づけられますよね。
私が医学生の時、心肺蘇生の実習でAED(自動体外式除細動器)のスイッチを入れた時に流れてきたアナウンスに衝撃を受けた事が忘れられません。
『...このAEDは循環器内科医よりも素早く正確に患者を診断することが出来ます...』
当時の私は心電図の読み方に大いに苦戦していたこともあり、小さな機械に圧倒的な敗北感を感じると同時に、将来は機械に仕事を奪われるのか!という大きな不安感を抱いたのでした。しかしその一方で、機械に任せることが出来るのなら早くそうならないかな(笑)という期待もありました。
事実、医師の手で患者様のお身体を触診して「腫瘤がある」、「肥大している」と診断していた昔の時代から、エコーやCT、MRIなどの機械で正確な診断が出来るようになってきたのと同じように、将来心電図は機械で素早く正確に。現に今では殆どの心電図には機械判定が付されるようになってきています。
素早く正確に診断が出来ることは、患者様にも医師にも大きなメリットです。
ですから、機械に仕事を奪われることに不安になる必要はなく、必然であり、そうなるべきなのかも知れません。本の中で落合氏も「恐れとして避けるものではなく、適応すべき『自然』である」と述べています。
「AIに仕事を奪われる」というより、「AIに仕事を奪ってもらう」なのかもしれません。
AIによって仕事が素早く正確で効率化され、顧客にとってメリットであるのは勿論、働く側も空いた時間でより効率の良い仕事が出来るようになったり、プライベートが充実するのだと考えられます。つまりAIによって顧客も働き手もどちらもWIN‐WINになることが出来るのだと思います。
最後に堀江氏の次の言葉がやはり刺さります。
「AIによる職の代替=不幸」のロジックを持つ人間は、自分の価値をAIと同じレベルに下落させている点で、ダサい。
当院は先進的で最良の医療を実践し、患者様にとっても、そして私たちスタッフにとってもWIN‐WINになるように努めています。皆様のお越しをお待ちしております。
当クリニックのクリスマスツリーです。
最後にお知らせを二つ。
毎週土曜日、銀座院は休診日でしたが、11月17日より私 佐藤が診療を担当いたします。
また12月より毎週金曜日は私は横浜院に勤務致します。
(月水木土…銀座院、金…横浜院)
どうぞよろしくお願い致します。
A CLINIC 銀座院 横浜院
佐藤 玲史