糸リフトの持続期間はどのくらい?種類・本数・生活習慣による違いを徹底解説
糸リフトを受けたいけど、効果はどれくらい続くんだろう…?と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
糸リフトには大きく分けて2種類あり、1つは「溶けない糸(金の糸)」、もう1つは「溶ける糸(体内に自然に吸収される糸)」です。それぞれにメリット・デメリットがあります。
そこで今回は、糸リフトの持続期間について徹底解説いたします。これから糸リフトを受けるか迷われている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
糸リフトの「持続期間」とは?
糸リフトの「持続期間」とは、糸リフトを挿入してから小顔・リフトアップ効果が持続する期間のことを指します。
施術の効果と「引き上がり」の持続の違い
糸リフトは、糸を挿入したことによる物理的な「リフトアップ」と、糸を挿入した箇所にコラーゲンが生成されることで得られる「美肌」の2つの効果が期待できます。
施術直後に感じられるのは、糸の力によってたるんだ皮膚が引き上げられる即効性のある効果です。このリフトアップ効果は時間とともに少しずつ薄れていきます。
一方で、糸を挿入した箇所ではコラーゲンの生成が行われます。コラーゲン生成は施術後すぐに始まるわけではなく、数週間から数ヶ月かけて少しずつ進行していきます。
そのため、リフトアップ効果が落ち着いた後も、肌のハリや弾力が増し、肌質の改善といった美肌効果が持続するのが特徴です。
このことから、糸リフトは見た目のリフトアップだけでなく、内側からのエイジングケアにもつながる施術といえます。
溶ける糸・溶けない糸の違いと影響
前述した通り、糸リフトには大きく分けて2種類あります。
1.溶けない糸(金の糸)
1つ目にご紹介するのは、溶けない糸(金の糸)と言われるものです。この糸は体内に吸収されることがなく、一度挿入したらずっと体内に残るのが特徴です。溶ける糸より持続期間が長いというメリットがありますが、数年後に合併症を引き起こしたり、加齢によってズレてしまうというリスクもあります。
さらに、溶けない糸が入っていると病院でMRI検査を断られることがあったり、美容クリニックで人気の皮膚治療「ポテンツァ」が受けられなくなるケースもあります。
また、一度挿入すると取り除くのが難しいという点にも注意が必要です。
2.溶ける糸
次に、溶ける糸についてお話しします。
溶ける糸は、医療用の特殊な糸で作られていて、時間とともに自然と体内に吸収されていきます。そのため、感染症や合併症の心配もなく安心です。また、これも前述いたしましたが体内ではコラーゲンが生成されるため、リフトアップ効果だけでなく、美肌効果も期待できるのです。
溶けない糸リフトの種類はいくつかありますが、代表的なものとしては下記が挙げられます。
①PDO(ポリジオキサノン)
溶ける糸の中でも一番多いのがこのPDOです。糸リフトだけでなく、手術の縫合にも使用されています。
②PLLA(ポリ乳酸)
この溶ける糸は、他の糸とくらべて硬く、長期間コラーゲンの生成を促進するという特徴があります。特にたるみが多い方や、シワの目立つお顔に効果を発揮します。
③PCL(ポリカプロラクトン)
PCLは、PDOやPLLAよりも長く持続することが特徴です。また、糸がしなやかで柔らかく、挿入する時の痛みも少ないと言われています。
糸の種類・本数・部位によって持続期間は変わる
ここからは、糸リフトの持続期間についてお話しします。
糸の本数が影響する持続効果
結論から言うと、糸の本数が多いほどリフトアップ効果があり、長持ちしやすいです。
糸を複数本挿入することで、いろんな角度から皮膚を引っ張ることができます。本数が多くなることで糸リフト1本1本の負担が分散されるため、皮膚を面で支えることができます。
施術部位ごとの違い
糸リフトの持続期間は部位によっても異なります。たとえばフェイスラインは皮膚に厚みがあるため比較的持続しやすいですが、頬やこめかみ、目元などの皮膚がもともと薄く、日常的に動きの多い部位は戻りやすい傾向にあります。とくに目元やこめかみ周辺は表情筋の影響を受けやすいため、他の部位と比べて持続効果に差が出てしまいがちに。
持続期間に関わる生活習慣・肌質
ここでは、糸リフトの効果がどれくらい持つかに関係する、ふだんの生活や体の特徴についてわかりやすくご紹介します。
年齢や肌質などで差がある
糸リフトの持続期間は、肌の状態によって大きく変わります。たとえば、肌の弾力がしっかりしている人は糸が安定しやすく、効果が長持ちする傾向に。逆に、肌のたるみが進んでいたり、コラーゲンが少なくなっている肌では、糸の支えが弱くなりやすく、効果が早めに薄れることもあります。
また、代謝の速さも関係します。若い人や代謝が活発な人ほど、体が糸を吸収するスピードも早くなりやすいため、持続期間が短くなることがあります。とはいえ、その分肌の再生力も高いので、引き締まった印象はある程度キープできることも。
このように、年齢や肌質、たるみの程度によって、糸リフトの効果が続く期間には個人差があるということを知っておきましょう。
生活習慣・ライフスタイルが影響する
糸リフトの効果をできるだけ長くキープするには、毎日の生活習慣もとても大切です。たとえば、普段からタバコを吸う方は血流が悪くなりやすく、肌の回復力が薄れてしまったりコラーゲンが少なくなるため、効果が短くなる傾向に。また、睡眠不足やストレスが続くと、肌のターンオーバーが乱れて、たるみが戻りやすくなることも。
さらに、笑いすぎや食いしばりなど、表情筋を頻繁に使うクセがある方も要注意。顔の筋肉を大きく動かしすぎると効果が薄れ、たるみが出やすくなる場合があります。
糸リフトの効果は施術だけでなく、ふだんの生活スタイルによっても左右されることを覚えておきましょう。
効果がなくなったと感じるケースとは
不安を感じやすい初期症状
施術の後、腫れやむくみが落ち着いてきたとき、「あれ?効果がなくなったかも」と感じることがあります。でも、心配しすぎなくて大丈夫です。糸リフトは、引き上げるだけでなく、糸の周りにコラーゲンが増えていくことで、徐々に肌のハリが出てくる施術です。
そのため、腫れが引いてすっきりしたタイミングでは、一時的にリフト効果が薄れたように見えることがあります。しかし、ここからが本番。糸の周囲にコラーゲンが増えていくと、自然なハリ感や引き締まりが感じられるようになります。
また、施術後1〜2週間は、ひきつれ感や違和感が出ることもありますが、ほとんどの方が時間とともに落ち着いていきます。不安なときは、無理にマッサージなどをせず、クリニックに相談するのが安心です。
効果がなくなったように感じる主な原因
「糸リフトの効果が切れたかも…」と不安になる方もいますが、それにはいくつかの理由があります。
まず多いのが、《自分の顔を見慣れてしまうケース》。内部のコラーゲン生成は日々少しずつ変化するので、実感を感じにくいことがあります。気になる場合は、施術前後の写真を見比べてみると変化に気づけることもありますよ。
また、《使用した糸の本数が少ない》場合、たるみの程度に対してリフト効果が足りなかったり、引き上げ感が物足りなく感じることも。その場合は、カウンセリングで本数や部位の見直しが必要になることがあります。
糸リフトを継続的に取り入れる選択肢
ここからは、糸リフトの定期メンテナンスについてお話しします。糸リフトは、定期的に受けることでさらなる効果が期待できます。
定期メンテナンスのすすめ
糸リフトは定期的に続けることで小顔・リフトアップ効果をキープすることができます。効果の持続期間には個人差がありますが、目安としては6ヶ月〜1年ごとのペースでメンテナンスを行うのがおすすめです。
また、年齢やたるみの進行度合いによって、糸の本数を追加したり、気になる部位にだけ補強することで、より自然でバランスのよい仕上がりが期待できます。
「少し戻ってきた気がする」「もっと引き上げたい」というタイミングで相談するのもひとつの方法です。無理なく続けることが、美しいフェイスラインを保つためのポイントですよ。
肌の状態やライフイベントに合わせた治療計画を考えていくと、より満足度の高い結果につながります。
他の施術との使い分け
糸では引き上げにくいフェイスラインのもたつきや、脂肪のボリュームが気になる部分には、ほかの施術を組み合わせるのがおすすめです。
たとえば、肌の深い層にアプローチして引き締める「HIFU(ハイフ)」や、脂肪を直接減らす「顔の脂肪吸引」、余分な皮膚を取り除いて小顔を目指す「フェイスリフト(切開リフト)」などといった施術と併用することで、より立体的な小顔効果が期待できます。肌の状態や悩みの内容によって、適した組み合わせは異なるため、医師と相談しながら無理のない治療プランを立てましょう。
目的や部位ごとに使い分けることで、より自然で美しい仕上がりをめざすことができますよ。
まとめ
糸リフトの持続期間は、使用する糸の種類、挿入する本数、そして術後の生活習慣によって大きく左右されます。
短期的な効果だけでなく、長く続くリフトアップを目指すなら、カウンセリングで自分に合った方法をしっかり見極めることが大切です。「できるだけ長持ちさせたい」「自然な仕上がりにしたい」など、ご自身の理想に合わせて、無理のないプランを選びましょう。
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気になる方は、まずは無料カウンセリングで気軽に相談してみてくださいね