【脂肪吸引後の運動はいつから?】ダウンタイム中にスポーツを再開するタイミング

スポーツジムやヨガ、ピラティスなど、普段から運動の習慣がある方にとっては、脂肪吸引手術を受けた後、スポーツを再開しても良いタイミングがいつなのか気になるポイントだと思います。

特に顔の脂肪吸引の場合、まだ腫れやむくみがあるのに運動を再開してしまうと、回復が遅れてしまう可能性が高いです。運動を無理に行ってしまうと、血流が良くなりすぎて腫れや内出血が悪化し、回復を妨げてしまいます。

今回は、顔の脂肪吸引の後の運動再開の正しいタイミングやケア方法について詳しく解説していきます。

 

顔の脂肪吸引の回復とダウンタイムについて

脂肪吸引後のダウンタイムとは、手術後に身体が回復し、腫れや内出血も収まり、普段の生活に戻れるようになるまでの期間のことをいいます。顔の脂肪吸引は、術後数日から1週間くらいでむくみが少しずつ引いていくのが普通ですが、最終的な仕上がりになるまでには1か月から数か月程度かかることもあります。

ダウンタイムの期間中は、無理をせず身体をしっかりと休めることがとても大切です。顔の脂肪吸引の直後は、軽い散歩などの運動にとどめ、激しい運動はしないようにしましょう。

 

顔の脂肪吸引後の変化と回復の仕組み

脂肪吸引は、施術する部分の脂肪を取って「部分痩せ」を目指す手術です。脂肪吸引の手術後は腫れや内出血が起こりやすく、顔がむくんで見えることがありますが、これは自然な回復の仕組みのひとつです。顔の皮膚は薄くてデリケートなので、腫れやむくみが目立ちやすく、痛みや違和感を感じることもあるかもしれません。

手術後は、身体が腫れを引かせ、傷ついた部分を治そうとします。ある程度血流が良くなると、ダメージを受けた部分を治そうとする力が働きますが、運動を早い段階で再開してしまうと、血流が良くなりすぎて腫れや内出血が悪化してしまうおそれがあります。

そのため、手術後は無理な運動をせずに、身体が自然に回復できるような環境を整えることが大切です。

 

ダウンタイムの重要性

脂肪吸引後に起こるダウンタイムは、身体をしっかりと休ませるための大切な期間です。これを無視して、すぐに普段通りの生活に戻したり運動を始めてしまうと、身体に負担がかかってしまい、腫れや内出血がひどくなることがあります。

特に顔の脂肪吸引の後は、顔の筋肉をあまり動かさないようにすることが大切です。顔をよく動かすと皮膚や筋肉に負担がかかり、回復が遅くなるかもしれません。リラックスした状態で過ごすことがおすすめです。また、ダウンタイム中は冷却パッドや氷のうを患部にあてて冷やすことで、腫れやむくみを抑えることができます。これにより、ダウンタイムを短縮することもできるでしょう。

 

顔の脂肪吸引と身体の脂肪吸引の違い

顔と身体の脂肪吸引は根本的には同じ施術ですが、いくつかの違いがあります。まず、顔の脂肪吸引は脂肪を除去する範囲が狭いので、身体の脂肪吸引より早く回復することが多いです。ですが、顔は身体の部位と違って隠すことが難しいため、術後の腫れやむくみがストレスになることがあります。

特に初めて脂肪吸引を受けた人にとっては、顔の腫れに驚いたり不安を感じたりすることがあるかもしれません。

身体の脂肪吸引は施術範囲が広いので、腫れや痛みが強く出るでしょう。そのため、ダウンタイム期間が顔の脂肪吸引より長くなることが多いです。身体の脂肪吸引の後は、腫れが引くまでに数週間から1か月以上かかることがあり、その間は身体に負担をかけないように注意が必要です。

 

ダウンタイムの個人差について

脂肪吸引後のダウンタイムには、個人差があります。これは年齢や体質、手術範囲の大きさによって変わります。一般的には、若い方は回復が早いことが多いですが、年齢が上がるにつれ回復が遅れたり、そもそも体質的に回復が遅いという方もいます。

むくみや腫れが完全に引くまでの時間は人それぞれなので、あまり不安にならずに、心配なら医師に相談することも大切です。また、生活習慣や食生活、睡眠の質も回復の早さに影響してきます。

質の良い睡眠と栄養バランスの取れた食事は、身体が回復するためにかかせません。無理のないスケジュールを立てて、ダウンタイムの症状に合わせて日常生活や運動を再開することが、回復への近道です。

 

脂肪吸引後のサポートアイテム

脂肪吸引後の回復をスムーズにするためには、フェイスバンド(圧迫バンド)を使用すると良いでしょう。フェイスバンドは顔の脂肪吸引後の夜間やダウンタイムの初期に着用すると、腫れを抑えてくれたり、顔の輪郭を整えてくれる効果が高まります。継続的に着用することで、腫れや内出血が早くおさまり、最終的な仕上がりも美しくなることが期待できますよ。

 

脂肪吸引後のスポーツ再開はいつから?運動の種類別アプローチ

運動再開のタイミングは、手術を受けた部位や範囲、そして回復の進み具合によっても変わります。まだ完全に回復していない状態で運動を始めてしまうと、患部の腫れが悪化してしまったり、内出血が増えたり等、治りが遅くなることもあります。そのため、脂肪吸引後の運動再開は、医師としっかり相談しながら、自分の身体に合った無理のない範囲で行ってくださいね。

 

手術当日〜1週間までの過ごし方

手術直後〜1週間は、術後の回復が始まるとてもデリ ケートな時なので、身体に負担をかけないよう安静に過ごすことが一番大切です。特に顔の脂肪吸引後は、腫れや内出血が目立ちやすいので、無理に表情を動かすことは回復に悪影響を与えてしまうこともあります。

できるだけ顔を動かさずに安静に過ごしましょう。また、軽いストレッチやゆっくりした動作で身体をほぐす程度の運動をすることで、身体の血流を良くして腫れやむくみの軽減に役立ちますよ。ただし、身体に負荷をかけすぎないことが大切です。特に身体の脂肪吸引を受けた場合は、患部に負担がかからないよう注意し、手術した部位に直接圧力がかかるような動きは絶対に避けましょう。

 

1〜2週間後の軽い運動

手術後1〜2週間が経過すると、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を再開できるようになります。この段階では、無理のない範囲で身体を動かすことが重要で、特に顔の脂肪吸引後には手軽に取り入れやすいウォーキングがおすすめです。

ウォーキングは全身の血流を良くし、腫れやむくみを軽くする効果が期待できるため、少しずつ取り入れていくことで回復をサポートしてくれます。運動を行う時は、体調の変化や患部の症状に十分注意しながら、無理のない範囲で行うよう心がけましょう。

 

2〜4週間後の軽いエクササイズ

手術から2〜4週間が過ぎると、さらに軽いエクササイズや運動を取り入れることができるようになります。この段階では、軽いランニングやヨガなどのエクササイズが再開可能です。顔の脂肪吸引を受けた場合は、顔や首に負担をかけない運動を選ぶことが大切で、運動中は首や顎を動かしすぎないよう注意しましょう

顔に負担がかかる運動を無理に行うと、腫れやむくみが長引いてしまう可能性があります。ヨガやピラティスなど、ゆったりとした動きで行うエクササイズは、脂肪吸引後の回復にぴったりです。これらのエクササイズは、筋肉を鍛えながらも体に大きな負担をかけず、リハビリ的な効果が得られるのでおすすめです。

この時期には、運動の強度を少しずつ増やすことが可能ですが、極端に激しい運動は避けて、ゆっくりとペースを上げていきましょう。身体の脂肪吸引を受けた場合は、手術部位の痛みや腫れの状態を常にチェックして、無理をせずに進めることが大切です。

 

4週間以降の本格的なスポーツ再開

手術から4週間以上が経過すると、本格的なスポーツの再開ができるようになります。とくに顔の脂肪吸引を受けた場合は、比較的自由に運動をすることができます。身体の脂肪吸引後も、少しずつ筋トレや水泳などの全身を使う運動に戻すことが可能です。ただし、水泳に関しては注意が必要です。

水泳は全身運動としてとても効果的ですが、脂肪吸引後の術後1か月以内にプールでの運動を行うと、手術部位の傷口がまだ完全に治っていなかった場合に、感染のリスクが高まります。水泳を再開する場合は、必ず医師に傷が完全に治っているかを確認してもらい、許可を取ってから行うようにしましょう。

術後4週間以降は、本格的なスポーツを再開できる時期ではありますが、無理をせず、少しずつ運動の負荷を増やしていくことが理想的です。

 

運動の種類ごとの運動再開の目安

脂肪吸引後の運動再開は、身体の回復の状況に応じて慎重に計画することが大切です。特に、脂肪吸引を行った箇所によって運動再開時期やその内容は異なります。無理に早く運動を再開してしまうと、腫れや内出血が悪化して回復の遅れにつながるため、無理のない範囲で身体を動かすことが大切です。ここでは、脂肪吸引後に再開できる運動の、種類ごとの再開の目安について詳しく説明します。

 

ウォーキング

脂肪吸引後、最初に再開できる運動として最もおすすめなのがウォーキングです。顔・身体のどちらの脂肪吸引後でも、1週間ほど経過するとウォーキングが可能になります。ウォーキングは軽い有酸素運動で、身体に負荷をかけすぎず、血液の流れを良くして、回復を助けてくれます

特に顔の脂肪吸引後は、顔周りの腫れやむくみを和らげる効果が期待できるので、積極的にウォーキングを取り入れると良いでしょう。ただし、術後の早い段階で長時間歩いたり、速いペースでウォーキングするのは控えましょう。ゆっくりとしたペースで、無理のない範囲で始めることがポイントです。

 

ランニング

ランニングを再開するのは、一般的に手術後3〜4週間が目安です。この時期になると、顔や身体の腫れや痛みが落ち着いてくるため、少しずつ運動の強度を上げることができます。ですが、顔の脂肪吸引を受けた場合に無理をしてランニングをすると、顔や首に振動が伝わるため、せっかく治ってきた腫れがまた再発してしまったり、むくみが悪化する可能性があります

腫れが完全に引いたと感じるまでは、ランニングは控えて、ウォーキングから少しずつ身体を慣らすのがおすすめです。顔の脂肪吸引後は、ランニングのペースをゆっくりにし、無理のない範囲で行うことが大切ですよ。

 

ヨガ・ストレッチ

手術後2週間が過ぎると、軽いヨガやストレッチを再開することができます。特にヨガやストレッチは、身体全体をゆったりと動かすため、激しい動きが少なく、脂肪吸引後の回復を助ける運動としてぴったりです。ヨガはリラックスした呼吸と身体の柔軟性を上げることが目的のスポーツなので、術後の身体にとっても優しい運動方法ですよ。

ストレッチも、顔のむくみを軽減するために効果的ですが、顔や首を無理に引っ張る動きは避けましょう。顔の脂肪吸引後 は、特に首や顎周りに負担をかけないよう注意が必要です。むくみを防ぐための軽い顔のストレッチや、首回りの動作を取り入れることで、ダウンタイムの症状を和らげてくれます。

 

ピラティス・筋トレ

ピラティスや筋トレのように筋肉を鍛えるスポーツは、脂肪吸引後4週間が経過してから再開するのが良いでしょう。この時期になると、体の腫れや痛みがかなり引いているため、筋トレを行うことが可能になりますが、再開する際にはいきなり激しい動きをするのではなく、少しずつ負荷を増やしていくことが大切です。

特に顔の脂肪吸引後にピラティスや筋トレを行う際には、特に首や顎に負担がかからないように注意して行いましょう。例えば、腹筋をするときに無理に首を引っ張る動作などは避けて、負担が少ないフォームで行うように注意する必要があります。また、身体の脂肪吸引を受けた場合も、腹部や太ももの筋トレは術後の回復の様子を見ながら、負荷をコントロールして行いましょう。

 

水泳

水泳は全身運動なので、脂肪吸引後の運動再開としてはとても効果的です。ただし、先に説明した通り、水泳は傷口が完全に治っていないときに再開してしまうと、感染のリスクが高まります。そのため、脂肪吸引後の水泳の再開は6週間以降が理想的です。

また、プールの塩素や水の冷たさが肌に刺激を与える場合もあるため、再開するときは慎重に判断しましょう。傷口が完全に治っている場合はぜひ積極的に取り入れてほしい運動のひとつです。水中で運動することは、全身に負荷をあたえてくれる上に関節へのストレスが少ないため、少しずつ運動強度を高めたい場合にとても効果的です。

 

顔の脂肪吸引後の運動ケアと注意点

運動時のケア

顔の脂肪吸引後、運動を再開する時に、特に首や顎に負担をかけないように注意する必要があります。軽いウォーキングやストレッチから始め、顔の回復を妨げないようにしましょう。運動中は、血流が増えるような激しい動きや頭を振るような動作は避けて、顔の腫れが悪化しないように心がけてください。

また、運動後には患部をきちんと冷やすことが効果的です。顔に軽く冷やしたタオルなどを当ててしっかりと冷やしましょう。これらの注意点を守ることで、術後の回復を助けてくれる効果が期待できます。

 

栄養補給と回復

顔の脂肪吸引後の回復には、運動だけでなく、栄養補給もとても大切です。身体がしっかりと回復するために、良質なタンパク質やビタミン、ミネラルを含むバランスの良い食事を心がけましょう。特にビタミンCや亜鉛は、肌の回復に役立つため、積極的に摂取してほしい栄養素です。食事からの栄養補給をしっかりと行うことで、脂肪吸引後の身体の回復をスムーズにし、ダウンタイムの短縮にも繋がります。

また、水分補給も忘れずにしっかり行いましょう。手術後は、体内の水分バランスが大きく乱れることがあるため、こまめに水分をとることが大切です。十分な水分摂取は、むくみを防いでくれるとともに、新陳代謝を良くする効果もあります。コーヒーやアルコールなどの利尿作用のある飲み物は避け、ミネラルウォーターやノンカフェインのハーブティーなど、体に優しい飲み物を選ぶようにしてくださいね。

 

Aクリニックの1day小顔®脂肪吸引について

Aクリニックの1day小顔®脂肪吸引は、顔の脂肪を除去しながら、同時にAスレッド®(糸リフト)も施術することで、フェイスラインの引き締め効果を高めます。この技術により、顔の内側からしっかりと圧迫・固定が行われるため、ダウンタイムの症状が従来の顔の脂肪吸引よりも大幅に少なくなり、施術直後から効果を実感できるのが特徴です。

また、これまでの顔の脂肪吸引では必須だった「フェイスバンド」を使用する必要がないため、日常生活にも影響がほとんどありません。小顔効果を求める方にとって、手軽さと即効性が魅力の小顔施術です。

顔の脂肪吸引は信頼のできるドクター・病院で行いましょう

脂肪吸引は手術なので、医師のしっかりした技術や経験が必要です。そのため、信頼できる医者やクリニックを選ぶことがとても大切です。経験豊富な医者であれば、技術力もあるため手術後のリスクも少なく、細やかな対応をしてくれるので安心できるでしょう。

クリニックの口コミや評価、実際の症例写真を見て、自分に合った医者を見つけることが成功の第一歩です。また、脂肪吸引はアフターケアも重要です。ただ施術をして終わり、といったクリニックではなく、術後のアフターフォローも充実しているクリニックを選びましょう。

術後は医師のアドバイスをしっかりと聞いて、無理のない範囲でケアを続けることが大切です。信頼できる医者と一緒に、安心して顔の脂肪吸引を受けられる環境を整え、理想のフェイスラインを手に入れてくださいね。

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さまざまな専門医・認定医・資格を持つ医師が在籍

A CLINICでは顔の脂肪吸引や糸リフトの症例数が豊富なだけではなく、さまざまな資格を持つ医師や専門医が在籍しております。

日本美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員(JSAS)、日本美容皮膚科学会会員、形成外科学会会員、 麻酔外科学会会員、世界美容外科学会(WSAPS) 会員、国際抗老化再生医療学会会員、国際抗老化再生医療学会会員、日本肝臓学会会員、 日本リンパ学会会員、末梢神経学会会員、日本専門医機構認定 整形外科専門医、日本整形外科学会会員、日本先進医療医師会会員、 日本抗加齢医学会会員、日本救急医学会認定ICLS修了

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【本ページ監修】
A CLINIC 山田 哲雄 医師

山田 哲雄 医師