【失敗する前に絶対みて】バッカルファット除去は結局やらない方がいい?医師が徹底解説!

こんにちは、A CLINIC横浜院 院長の柴田です。

近年、多くのクリニックで行われているバッカルファット除去ですが、このバッカルファットがどこにあり、どんな効果があるのかご存知でしょうか。

そこで今回は、バッカルファット除去にどんなメリットやリスクがあるのかについて詳しくお話しさせていただきます。

YouTubeでは美容に関する動画をたくさんアップロードしていますので、興味のある方はぜひそちらもご覧になってください。

柴田 貴志 医師

バッカルファットとは

簡単に言うと、バッカルファットは頬の上部から口元にかけての深い部分にある脂肪の塊です。この脂肪は皮下脂肪よりもさらに深い場所に位置しています。

バッカルファットが目立つのは、笑ったときに口元の横が膨らんだときです。この膨らみは、バッカルファットが関与しているため、笑ったときの膨らみが気になる方にはバッカルファット除去がおすすめです。

また、バッカルファットは深いところにある脂肪なので、量が多いと口の内側が膨らんでしまいます。そのため、話しているときに口の内側を噛んでしまう癖がある方も、バッカルファット除去が効果的です。

バッカルファット除去のメリットとデメリット

メリット

メリットとしては、他の手術に比べてダメージが少ないため、痛みが少ない点です。ただし、腫れに関しては個人差があります。腫れがほとんどない人もいれば、かなり腫れる人もいます。

痛みが少ないことからバッカルファット除去は比較的簡単な施術だと思われがちですが、腫れがある程度出ることを覚悟しておく必要があります。

また、バッカルファットの除去にはデザインの要素がほとんどなく、元々ある脂肪をどれだけ取るかだけです。そのため、医師による仕上がりの違いは少ないです。

この点から、特定の医師を探す必要がないというのもメリットの一つと言えるでしょう。

デメリット

バッカルファット除去のデメリットは、バッカルファットがある場所しか脂肪が減らせないことです。具体的には、バッカルファットは特定の場所にしかないため、その部分だけが減少します。その結果、バッカルファットを多く取り過ぎると、その部分だけがこけてしまうリスクがあるのです。

最初の数ヶ月はこけた感じが目立つことがありますが、通常は時間とともに馴染んできます。

ただし、クリニックに来院される方の中には、バッカルファットを取り過ぎたことでこけて見える方もいます。過剰に取るのは良くないという点は注意が必要です。

さらにデメリットとして、唾液管損傷のリスクがあります。耳の前方には唾液を作る耳下腺があり、そこから口の中に唾液を運ぶ管が通っています。

バッカルファットを除去する際、この近くを通るため、耳下腺を損傷するリスクがあります。また、顔の筋肉を動かす顔面神経を損傷するリスクもあります。これらのリスクは高くはありませんが、報告例もあるため、完全にゼロではないことを意識していただければと思います。

バッカルファット除去と脂肪吸引について

私自身、顔の脂肪吸引をよく行いますが、患者様から「バッカルファットだけでいいのか、それとも脂肪切除も一緒にやった方がいいのか」と相談されることがあります。

僕個人の見解としては、「絶対に顔の脂肪吸引を先にやった方が良い」です。

理由は、バッカルファットはデザイン性がほとんどないためです。顔の肉や脂肪のつき方は本当に人それぞれで、バッカルファットだけで全体のバランスを整えるのは難しいです。

「いー」と笑ったときの膨らみを少し改善したいという場合にはバッカルファット除去は良いですが、小顔にしたい、顔をスッキリさせたい場合にバッカルファットだけを取ると、その部分だけが減ることになり、逆に口周りの皮下脂肪が目立ってしまうことになります。

小顔効果や顔のスッキリ感を求めている方は、バッカルファット除去だけでは十分に対処できないことがあるのです。

脂肪吸引の場合、皮下脂肪を取り除きます。皮下脂肪は基本的に体全体に存在し、特に顔の周りには多く分布しています。そのため、患者様の状態を見て、口元や頬のボリュームが多い部分に応じて吸引する量を調整することができます。

これにより、顔全体のボリュームを減らしながら、個々の状態に合わせて、どの部分をどれだけ吸引するかを調整できるため、自然な仕上がりを目指すことができます。

では、バッカルファットはやらない方がいいのかというと、そういうわけではありません。僕の場合、まず顔の脂肪吸引を行い、それでも気になるようならバッカルファットの除去を提案することが多いです。

これはどういうことかと言うと、皮下脂肪を吸引してもバッカルファットは取れないからです。

バッカルファットは深いところにある脂肪なので、まず皮下脂肪を吸引して顔全体をスッキリさせ、それでも笑ったときの膨らみが気になる場合にバッカルファットを取るという流れが良いと考えています。

一度に両方を行う必要はなく、まず脂肪吸引で皮下脂肪を減らし整えて、その後でバッカルファットを取る方が理想的です。一緒にやるメリットはそれほどないと感じています。

同時施術のメリットとデメリット

同時施術のメリットとして考えられるのは、一度で手術が終わるため腫れが少ないという点です。

しかし、脂肪吸引とバッカルファット除去はアプローチ方法が異なります。脂肪吸引は外側から小さな穴を開けて行い、バッカルファット除去は口の内側からアプローチします。そのため、一緒に行うメリットはあまりありません。

デメリットとしては、脂肪吸引後の最終的な仕上がりがすぐには分からないことがあります。どれだけバッカルファットを取るべきかの判断が難しくなるのです。

もちろん、一度に両方の施術を行い、腫れを同時に経験したいという方もいますが、仕上がりを重視するなら、まずは脂肪吸引を行い、それでもバッカルファットが気になる場合は、その状態を見てからバッカルファット除去を行うのが最適です。

患者様の中には、「まずは脂肪吸引ではなくバッカルファット除去を先に行いたい」という方もいらっしゃいます。それももちろん可能です。

ただ、バッカルファット除去を行うことで笑ったときの膨らみを減らすことはできますが、口元の脂肪は減りません。

つまり、口元の脂肪が気になる方がバッカルファットをたくさん取ると、頬がこけるだけでなく、口元のボリュームが施術前よりも目立つことがあります。口元の脂肪が気になる場合は、バッカルファットではなく脂肪吸引の方が効果的です。

ただ、口元の脂肪吸引は技術的に難しく、全てのボリュームを解消できるわけではありません。ですので、まずドクターと相談して、口元の脂肪吸引が適しているのか、それともバッカルファット除去が良いのかを検討すると良いでしょう。

まとめ

本日は、バッカルファット除去のメリット、デメリット、リスクについて詳しくお話しさせていただきました。

小顔整形や輪郭形成に興味がある方や、初めての施術で不安を感じている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

ご不明な点があれば気軽にYouTubeのコメント欄や公式LINEからお問い合わせください。

インスタグラムのDMよりご連絡いただければ直接返信しますので気軽にご連絡くださいね。

また、当院では初診料、カウンセリング料は無料となっておりますので、まずはお話だけ聞いてみたいという方も、ぜひお気軽にA CLINICまでお越しください。

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日本美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員(JSAS)、日本美容皮膚科学会会員、形成外科学会会員、 麻酔外科学会会員、世界美容外科学会(WSAPS) 会員、国際抗老化再生医療学会会員、国際抗老化再生医療学会会員、日本肝臓学会会員、 日本リンパ学会会員、末梢神経学会会員、日本専門医機構認定 整形外科専門医、日本整形外科学会会員、日本先進医療医師会会員、 日本抗加齢医学会会員、日本救急医学会認定ICLS修了

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