【顔の脂肪吸引は痛い?】痛みの対処法と施術中・術後のケアまとめ
「顔の脂肪吸引を考えているけど、痛みが心配…」という方は多いのではないでしょうか。実際、当院のカウンセリングでも、痛みについてよくご相談いただきます。顔は特にデリケートな部位ですし、顔の脂肪吸引が初めてという方は不安に感じるのは当然ですよね。
そこで、このコラムでは施術中からダウンタイムまでの痛みの対処法とケア方法について、詳しくご紹介します。これから顔の脂肪吸引を受けるか迷っていて、痛みについて知りたい!という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
顔の脂肪吸引はどれくらい痛いの?
顔の脂肪吸引は、施術中、施術後、そしてダウンタイム中と、それぞれ違った痛みが起こることがあります。ここでは各段階ごとに、どのような痛みがあるのか、そしてそれに対処する方法についてを解説していきます。
顔の脂肪吸引の施術中に感じる痛み
顔の脂肪吸引は基本的に局所麻酔を使用して行います。そのため、施術中は麻酔の効果がしっかりと効いているので、痛みを感じないことがほとんどです。
麻酔の注射時に「チクッ」とした軽い痛みがありますが、すぐに麻酔が効いていくので、怖がるほどの痛みではありません。ですが痛みには個人差がありますので、とくに注射が苦手な場合は、笑気麻酔を併用することでリラックスした状態で施術を受けるのがおすすめです。痛みや不安を大幅に軽減できますよ。
笑気麻酔はクリニックによってオプションとして提供されていることもあります。事前にカウンセリングで痛みに弱い旨を伝えておくと、痛みに配慮してくれるほか、オプションなども案内してくれる場合がありますよ。確認してみてくださいね。
麻酔が切れた後の痛み
麻酔後、顔の感覚が麻痺している間は痛みを感じることはほとんどありません。しかし、麻酔が完全に切れると、筋肉痛に似た鈍い痛みを感じることがあります。この痛みは、身体が回復しようとして起こるものなので、特に心配する必要はありません。
痛みを和らげるためには、麻酔が効いているうちに鎮痛剤を服用することが効果的ですよ。鎮痛剤は医師の指示に従い、規定のタイミングで服用するようにしてくださいね。痛みを早めに抑えることで、痛みのストレスなくダウンタイムを過ごすことができます。
ダウンタイム中の痛みとは?
施術中の痛みや麻酔が切れた後の痛みについてお話ししましたが、「ダウンタイム中」の痛みについても気になる方が多いと思います。ダウンタイム中には、腫れやむくみなどの症状があり、このせいで圧迫感や鈍い痛みを感じることがあります。
これは身体が回復しようとするために起こることなので、こちらもとくに心配する必要はありません。次の項目では、具体的にどのような痛みがあるのかを解説していきます。
ダウンタイム中の腫れや痛みの原因
顔の脂肪吸引後、腫れやむくみが現れて痛みを感じることがあります。この痛みの原因は、手術によって傷ついた組織が、ダメージを回復しようとするためです。ご存知の通り、この炎症反応を一般的に「ダウンタイム」と言います。ダウンタイム中は、痛みがずっと続くわけではなく、回復とともに少しずつやわらいでいきます。
ダウンタイム中の痛みを軽減する方法
ダウンタイム中の痛み対策としては、「患部をしっかりと冷やすこと」です。とくに術後〜3日後は腫れやむくみのピークなので、しっかりと患部を冷やしてあげましょう。冷やすのは保冷剤をやわらかいガーゼで包んだものや、氷のうがあると良いでしょう。
ただし、直接肌に冷却剤を当てると、凍傷のリスクがあるため注意が必要です。冷やす時間も1回あたり10〜15分程度にしましょう。
ダウンタイム中は外出をなるべく控えたいこともあると思いますので、冷却剤などは施術前にしっかりと準備しておくことをおすすめします。
痛みのピークはいつ?どれくらい続く?
顔の脂肪吸引後の痛みのピークは、腫れのピークと同じく術後3日目前後と言われています。その後、個人差はありますが、痛みが続く期間は一般的に1週間前後です。
ですが、我慢できないくらいの痛みを感じたり、腫れが2週間以上続く場合は、何かしらのトラブルの可能性もありますので、早めに医師に相談するようにしてください。
顔の脂肪吸引後の痛みのリスクと対策
顔の脂肪吸引の後は、患部が繊細な状態なので、まずは安静にすることが大切です。
ここでは、痛みが長引く場合のリスクや対処法について解説します。
顔の脂肪吸引で起こるかもしれない痛みの種類
顔の脂肪吸引後に、ダウンタイムの症状とは別の痛みを感じることも。痛みの種類やリスクには、以下のようなものがあります。
<神経痛>
施術時に神経が刺激されてしまうと、ピリピリとした痛みを感じることがあります。この痛みは神経痛といって一時的なもので、通常は数日から数週間で治まりますが、痛みが長引いたり悪化する場合は、速やかに医師に相談するようにしましょう。
<しびれ>
脂肪吸引の際に神経が一時的に圧迫されて、術後しびれを感じることがあります。通常は数週間で回復しますが、しびれが強くなったり長期間続く場合は、医師の診察を受けるようにしましょう。
痛みが続く場合の対処法
顔の脂肪吸引の後に、痛みが1週間以上続く、もしくは痛みが強くなってしまった場合は、すぐに担当の医師に相談してください。とくに処方された痛み止めが効かなかったり、痛みが悪化している場合は注意が必要です。
痛みがひどくなる前に早めに医師へ相談
脂肪吸引の後、痛みが続いたり、ひどくなっている場合は、自己判断で無理に対処するのは絶対に避けましょう。必ず担当の医師に相談し、適切なアドバイスや治療を受けるようにしてください。
術後に痛みを悪化させる生活習慣とその対策
術後の痛みを最小限に抑えるためには、普段の生活を見直す必要があるかもしれません。生活習慣を見直すことで、痛みを和らげるほか、ダウンタイム自体を短縮させる効果も期待できますよ。
ここからは、痛みを悪化させる習慣とその対策について説明します。
圧迫固定を怠ると痛みが増す
脂肪吸引の術後は、しっかりと圧迫固定をするようにしましょう。患部をしっかりと圧迫固定することで、ダウンタイム中の腫れや痛みを最小限に抑えるだけではなく、ダウンタイムの短縮にも繋がります。
圧迫を怠ると、患部の血の流れが不安定になり、余計な腫れや痛みが発生することも。医師の指示に従って、圧迫バンドやガーゼを正しく装着してくださいね。
術後の飲酒が痛みを悪化させる
術後に飲酒をすると、血の流れがよくなり、腫れや内出血がひどくなってしまうことも…。これは、アルコールが血管を拡張して、患部の炎症を悪化させるためです。飲酒によって痛みが強くなると、回復も遅れてしまうため、脂肪吸引後は少なくとも1週間は飲酒を避けるようにしてくださいね。
長時間の座りすぎや横になりすぎで痛みが増す
術後、長時間の座りすぎや寝すぎには注意が必要です。術後は安静に過ごすことが大切ですが、長時間動かないと血液循環が悪化して余分な水分が患部に行き渡ってしまい、結果、むくんで痛みが増すなど、かえって回復が遅れてしまう原因に…。
術後は適度に歩いたりストレッチをするなどして、座りすぎや寝すぎには注意しましょう。
激しい運動が痛みを引き起こす
術後の激しい運動は控えるようにしましょう。脂肪吸引は身体に傷をつけて行う外科手術なので、術後に激しい運動を行ってしまうと、傷口が開いてしまったり、患部が再び炎症を起こして痛みが出る可能性も…。激しい運動の再開のタイミングは、腫れやむくみが引いた頃にしましょう。
以下に、顔の脂肪吸引の術後ストレッチにおすすめの動きをご紹介します。
<首のストレッチ> ①左の手をうしろにまわして、手の甲を背中につける ②右の手をあたまにやさしく添えて、ゆっくりと首を右に倒していく ※この時点では力を入れず、手の重さを利用することがポイント ③そのまま、右手で頭を左斜め下方向に押し下げて30秒キープする ④反対側も繰り返す |
この動きをすることで首のまわりの筋肉の緊張がほぐされて、血流が良くなっていきますよ。また、ストレッチを行う時は呼吸を止めてしまいがちに。呼吸を意識して、気持ちよく伸ばすようにしましょう。
塩分や加工食品の摂取でむくみが増し痛みが悪化する
塩分の高いものには注意が必要です。とくに外食や加工食品などには、多くの塩分が含まれていることが多いです。塩分を摂りすぎてしまうと、身体がむくみ、痛みが悪化してしまうことも…。術後は栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。
以下に、栄養バランスの良い食事について解説いたします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
栄養バランスのとれた食事とは、主食・主菜・副菜を揃えるのがポイント。
以下を意識して揃えるようにしてみてください。
主食:ご飯、パン、麺類など。主に炭水化物と呼ばれる、エネルギー源になる料理です。
主菜:肉や魚、大豆製品、卵など、主にタンパク質と呼ばれる料理です。
副菜:野菜やきのこ類、海藻など、食物繊維やビタミン、ミネラルを含む料理です。
これらを意識して、食事を用意するようにしてみましょう。また、仮に食べすぎてしまったものや不足していたものがあれば、次の食事で補うなど調整してみてくださいね。
痛みを感じにくい施術方法とは?
ここまで、顔の脂肪吸引の施術中、術後、ダウンタイム中の痛みについてお伝えしてきました。
では、痛みをなるべく抑えることができる施術方法はあるのでしょうか?ここからは、痛みを感じにくい施術方法についてくわしく解説していきます。
ベイザー脂肪吸引のメリット
ベイザー脂肪吸引とは、特殊な超音波「ベイザー波」で、脂肪のみを排出することができる脂肪吸引のこと。血管などを傷つけるリスクが低く、痛みが少ないことが特徴です。
痛みを抑える麻酔の種類
痛みを抑えるために使用される麻酔。麻酔にも、様々な種類があります。以下、脂肪吸引でよく使われている麻酔とその特徴について解説いたします。
<笑気麻酔(意識あり)>
鼻から吸い込むタイプ。一般的に、局所麻酔をする前に使用されることがほとんどです。吸うことでリラックスさせ、痛みや不安を感じにくくする効果があります。
<局所麻酔(意識あり)>
注射器で直接患部に麻酔液を注入し、麻痺させる麻酔です。顔や二の腕などの面積が小さい部分を施術する際は、この局所麻酔が使われることが多いです。
<静脈麻酔(意識なし)>
麻酔薬を点滴などから吸入して、神経細胞の活動を制御する麻酔です。大きな部位の脂肪吸引や、大掛かりな手術などで使用されることがほとんどです。
糸リフトと併用する1day小顔®︎脂肪吸引
A CLINICでは、患者様になるべく負担がかからないよう、施術中はもちろん、術後の痛みやダウンタイムを最小限に抑えることを重視しています。たとえば、「1day小顔®︎脂肪吸引」は、顔の脂肪吸引と同時にAスレッド®と呼ばれる糸リフトを併用するメニューです。
これは、顔の脂肪吸引を行った肌を糸リフトで内側から圧迫固定し、術後のむくみや腫れ、痛みを最大限に少なくする作用があります。
また、局所麻酔のオプションとして笑気麻酔のご用意もありますし、手術中も患者様にお痛みが出ていないか等、声がけを徹底して行っています。もちろん術後もアフターケアが無料で受けられますよ。
まとめ
顔の脂肪吸引は痛みが心配という方も多いかもしれませんが、施術中の麻酔や術後のケアをしっかり行うことで、痛みを最小限に抑えることができます。施術中は麻酔が効いているため、ほとんど痛みを感じず、術後の痛みも鎮痛剤の使用や冷却ケアで対処が可能です。
また、ダウンタイム中の腫れや痛みも、ケア次第で快適に過ごせるでしょう。顔の脂肪吸引を考えている方は、事前に十分な準備と知識を持つことで、安心して施術を受けられますよ。