頬の脂肪吸引はメーラーファット除去とバッカルファット除去、どっちが正解?後悔しない選び方
頬の脂肪を減らしてフェイスラインをシャープにしたい方が行う2つの代表的な施術に「メーラーファット除去」と「バッカルファット除去」があります。
2つとも顔の脂肪吸引の一種ですが、脂肪を除去する場所に違いがあります。では、頬の脂肪を減らしたい方にとって、どちらの施術が有効なのでしょうか?
今回の記事では頬の脂肪吸引を行う時に、どこの部位から脂肪を取り除けば効果的なのか、そして後悔しない選び方について詳しく解説していきます。これから頬の脂肪吸引を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
メーラーファット除去とは?効果とメリット
まず、頬の脂肪吸引を検討する方の多くが「笑った時の頬のボリュームが気になる…」という理由です。
この頬肉は、単に脂肪だけが原因でボリュームが出ているわけではない可能性もあります。ですが、ここにボリュームがあるだけで、顔全体がパンパンに見えてしまったり、太っている印象を与えてしまうことも…。まずは、メーラーファットについて詳しく解説していきます。
メーラーファット除去とは?
メーラーファットとは、頬上にある脂肪のことです。この脂肪は加齢により垂れ下がり、ほうれい線やシワ、たるみが目立つ原因になることも。メーラーファット除去をすることで、笑った時に頬が膨らむのを改善したり、将来的にシワやたるみが目立ちづらくなるための予防にも繋がります。
メーラーファット除去のメリット
メーラーファット除去をするメリットとしては、以下のものが挙げられます。
・小顔効果
・笑った時の頬の膨らみを軽減
・横顔がスッキリした印象になる
・一回の施術でしっかりと効果が出る
・頬上の脂肪だけを取り除くことができる
バッカルファット除去とは?効果とメリット
では、バッカルファットとはどの部位のことをいうのでしょうか。以下は、バッカルファットについて詳しく解説していきます。
バッカルファット除去とは?
バッカルファットとは、頬中央の奥にある脂肪のこと。口を窄めた時、歯にあたる部分がバッカルファットです。この脂肪もメーラーファット同様、若い時は頬上部に止まっていますが、年齢とともに下へ移動してくる厄介な脂肪です。
脂肪が下がってくることで、口周りがたるんだり、ほうれい線が目立ってしまったりする原因になることも。バッカルファット除去をすることで、これらを解消できるほか、若々しい印象にすることが可能です。
バッカルファット除去のメリット
バッカルファット除去をするメリットとしては、以下のものが挙げられます。
・小顔効果
・下膨れの解消
。頬のたるみを改善
・口横のふくらみを改善
・一回の施術でしっかりと効果が出る
・頬中央の脂肪だけを取り除くことができる
メーラーファット除去とバッカルファット除去の違い
メーラーファット、バッカルファットの特徴をそれぞれ紹介いたしました。ここからは、施術の違いについて紹介いたします。
取り除く脂肪の種類の違い
冒頭で説明いたしましたが、メーラーファット除去もバッカルファット除去も、同じ「顔の脂肪吸引」のひとつです。メーラーファットは頬上の脂肪、バッカルファットは頬中央の脂肪のことで、それぞれの施術には取り除く脂肪の種類(場所)が違います。
仕上がりの違い
2つとも頬の脂肪吸引の一種ですが、取り除く脂肪が異なるので、仕上がりも変わります。メーラーファットは頬のふくらみが目立たなくなり、ほうれい線・ゴルゴラインを薄くする効果があります。
一方、バッカルファット除去は、頬のたるみが引き上がり、ほうれい線・マリオネットラインを薄くする効果があります。仕上がりに違いはありますが、どちらにも言えるのは小顔効果と若見え効果をもたらすことです。
ダウンタイムの違い
どちらの施術も頬の脂肪吸引の一種なので、ダウンタイムが発生します。このダウンタイムは、術後〜3日目程度がピークで少しずつ落ち着き、1週間前後で大きな腫れやむくみはなくなります。拘縮を経て、1ヶ月程度で完成形になります。
ダウンタイムの違いとしては、メーラーファットは口角を切開して脂肪を取り除く施術なので、感染予防のためにイソジンのうがいを1週間行うこと、バッカルファット除去は口腔内を切開して脂肪を取り除く施術なので、手術後は口腔内にガーゼを入れて、外側からご自身で圧迫する必要があります。
また、感染予防のためにイソジンうがいを手術当日は頻繁に実施、その後は食事のたびに毎回うがいをする必要があります。
メーラーファット除去とバッカルファット除去の併用は可能?
ここまで、メーラーファット除去とバッカルファット除去の違いについて説明してきました。この2つの施術は、併用して行うことが可能です。
それぞれ魅力的なメリットがあるため、二つ同時に施術したいという方も多いです。ここからは、この2つの施術を併用することのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
併用するメリット
メーラーファット除去とバッカルファット除去を同時に行うことで、より小顔効果や横顔、フェイスラインを美しく整えることができます。また、2つの脂肪を1回の手術で取り除くことができるので、身体の負担も最小限にできるでしょう。
併用施術のリスク
二つの施術を組み合わせることで脂肪を取りすぎてしまい、コケ顔になってしまうことも…。そのため、施術する際は経験豊富な医師に施術をお願いすることが大切です。医師の症例写真をチェックして、自分の希望に近い症例が多い医師を選ぶようにしてくださいね。
併用を考えるならカウンセリングが大事!
メーラーファット除去とバッカルファット除去を併用する場合は、カウンセリングでしっかりと自分の希望するイメージを医師に共有することが大切です。
2つの施術はどちらも頬の部分の脂肪吸引なので、取りすぎてしまったりするとコケ顔になってしまうなど、取り返しのつかないことになってしまうことも…。カウンセリングではしっかりと医師とコミュニケーションを取り、後悔のないよう説明を受けるようにしてくださいね。
メーラーファット・バッカルファット除去のリスク
ここからは、メーラーファット除去とバッカルファット除去のリスクについて詳しく解説していきます。まず、これら2つは脂肪吸引なので、感染症のリスクが存在します。とくに2つとも口角や口腔内を切開して行うので、感染症には十分注意が必要です。その他、それぞれのリスクについては以下となります。
メーラーファット除去のリスク
メーラーファット除去は、取りすぎてしまうと左右非対称になったり、鼻の周囲に小じわができたり、ゴルゴラインやほうれい線が目立ってしまうというリスクがあるので注意が必要です。また、骨格によっては、施術後に頬がコケた印象になってしまうことも…。
バッカルファット除去のリスク
バッカルファット除去は、取りすぎてしまうと左右差ができてしまう可能性や、コケ顔になってしわが目立つ可能性、たるみが発生してしまうというリスクがあります。
老け顔になるリスク
メーラーファット・バッカルファット除去、どちらの施術も顔の全体の脂肪を取り除くのではなく、部分的に脂肪を取り除く施術です。そのため、部分的に脂肪を過剰に取り除いてしまうと、老け顔になってしまうというリスクが潜んでいます。
メーラーファット・バッカルファット除去に向いている人とは?
ここからは、メーラーファット除去・バッカルファット除去に向いている人を紹介していきます。
メーラーファット除去が向いている人
メーラーファット除去が向いているのはどんな人でしょうか。
・笑った時に頬の膨らみが目立つ人
・ほうれい線が目立つ人
・小鼻の横が盛り上がっている人
・身体に比べて顔が大きい人
バッカルファット除去が向いている人
続いて、バッカルファット除去が向いているのはどんな人なのか見ていきましょう。
・下膨れしている印象の人(口横が膨らんでいる)人
・ほうれい線や口角がさがっている人
・たるみ予防したい人
・頬の内側をよく噛んでしまう人
施術が向いていないケース
では、メーラーファット除去およびバッカルファット除去が向いていない人についてお話しします。まず、顔の脂肪吸引は顔から余分な脂肪を取り除く施術なので、顔の脂肪が元々少ない方には向いていません。顔がコケてしまったり、老け顔になってしまう原因になります。
また、顔全体に余分な脂肪がある方にもおすすめできません。なぜならメーラーファットだけ、バッカルファットだけ脂肪を取り除くと、顔のバランスが悪くなってしまう可能性があるからです。
そのため、顔全体に脂肪がある方はメーラーファット除去、バッカルファット除去などの「頬の脂肪吸引」だけでなく、トータルで「顔の脂肪吸引」を検討することをおすすめいたします。
いずれにせよ、カウンセリングでしっかりと医師にどの部分の脂肪の除去が効果的かしっかり見てもらうようにしましょう。
メーラーファット除去とバッカルファット除去、どちらを選ぶべき?
ここまで、メーラーファット除去とバッカルファット除去それぞれの特徴やメリット、リスクについて紹介してきました。頬の脂肪吸引を検討している方にとって、どちらが効果的なのかといった点ですが、選び方としては先述した「向いている人」を参考に、カウンセリングで医師にしっかりと適性があるかをみてもらうことが大切です。
まとめ
メーラーファット除去とバッカルファット除去、それぞれについて詳しく解説しました。頬の脂肪吸引を検討している方は、どの部分から脂肪を取り除くのが最適なのかを調べながら、自分にあった施術で理想のフェイスラインを手に入れてくださいね。