顔の脂肪吸引から5年後、どう変わる?持続効果とリバウンドの可能性
顔の脂肪吸引は、顔に蓄積した余分な脂肪細胞を直接取り除く美容整形です。1回で半永久的な効果があると言われていますが、実際の持続効果はどれくらいあるのか気になる方もいるでしょう。そこで本記事では、顔の脂肪吸引の長期的な効果についてと、小顔を持続させるためのポイントについてお話しいたします。
顔の脂肪吸引の効果は本当に5年後も続く?
顔の脂肪吸引は、一般的に「半永久的」と言われています。ですが、まれにリバウンドするケースや、加齢によって輪郭がもたついてしまうことも十分にありえるのです。
脂肪細胞の数を減らすから、リバウンドしにくい
通常のダイエットは、運動や食事制限により脂肪細胞が小さくなることで痩せて見えます。ただし、脂肪細胞の数自体は変わらないため、生活習慣が元に戻ると脂肪細胞が再び大きくなり、リバウンドするのが一般的です。一方、脂肪吸引は脂肪細胞そのものを物理的に取り除く美容施術なので、根本的に脂肪細胞の数を減らします。一度取り除いた脂肪細胞は再生しにくく、施術後に体重が増えても吸引した部位が太りにくくなります。
ですが、近年の研究では取り除いた脂肪細胞は完全に再生しないわけではなく、一定の条件で再び増える可能性があることも指摘されています。とはいえ、術後に急激な体重増加がなければ、元のように太るリスクは低く抑えることができます。美しい輪郭をキープするためにも、健康的な生活習慣を継続することが大切です。次に、リバウンドしてしまうケースについてお話しします。
それでもリバウンドするケースとは?
顔の脂肪吸引を受けたあとでも、生活習慣によってはリバウンドしてしまうケースがあります。特に、施術後に暴飲暴食が続いたり、運動をまったくしない生活を送っていると、せっかく減らした脂肪が再び目立ってしまうことがあります。脂肪吸引で「脂肪細胞の数」自体は減少しますが、ゼロになるわけではありません。残された脂肪細胞が大きくなると、見た目としては太ったように感じられるため、これがリバウンドの原因となります。
顔の脂肪吸引の後、「もう太らないから大丈夫」と安心しすぎてしまう人は要注意。脂肪吸引後の引き締まったフェイスラインを長く保つためには、バランスのとれた食事と適度な運動を心がけ、健康的な生活を継続することが大切です。施術はあくまで“きっかけ”であり、その後の生活習慣が結果を左右するという意識を持つことが、理想の状態をキープするポイントになりますよ。
年齢や皮膚の状態で変わる“見た目の印象”
加齢によるたるみや皮膚のハリが低下し、リバウンドしたように見えるケースもあります。年齢を重ねると、皮膚を内側から支えるコラーゲンやエラスチンといった成分が減少し、次第にハリがなくなっていきます。その結果、皮膚が重力によって少しずつ下がり、それによりこれまでしっかり支えられていた脂肪も一緒に下垂していき、結果としてたるみ、フェイスラインのもたつき、シワとして現れてしまうのです。
顔の脂肪吸引の効果を長く保つための5つのコツ
せっかくお金を払って顔の脂肪吸引を受けるのに、後で元に戻ってしまうのは避けたいところ…。そこでここからは、顔の脂肪吸引の効果を長く保つためのコツについて5つご紹介いたします。
食生活の見直し
脂肪吸引をしたからといって甘いものや脂っこいものをたくさん食べるのはよくありません。脂肪吸引の後は、規則正しい食生活を送るよう心がけてくださいね。規則正しい食生活とは、PFCバランスを意識した食事のこと。PFCバランスとは、タンパク質(protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)を摂取する時の比率のことです。一般的には、タンパク質13〜20%、脂質20%〜30%、炭水化物50%〜65%とされています。極端に偏ったバランスの食事、とくに脂質や糖質の摂りすぎには注意が必要です。
適度な運動
適度に運動をすることで、エネルギーを代謝することができ、リバウンドを予防することができます。とくにリバウンドを防ぐためには、有酸素運動と筋トレ(無酸素運動)を組み合わせたものが良いでしょう。有酸素運動で体脂肪が増えることを防ぎ、筋トレで基礎代謝を高めることができます。また、運動は1度きりでは効果がほとんどなく、習慣にすることが大切です。週間にすることで、リバウンドしにくく太りにくい体づくりをすることが可能です。
スキンケア
顔の脂肪吸引の後は、スキンケアもしっかり行うことが大切です。将来的なたるみやシワを防ぐために、今使っているスキンケア用品を見直してみましょう。選ぶときのポイントは、「高保湿」であること、そして「エイジングケア効果」があること。この2つを意識して、自分に合ったアイテムを選んでみてください。
メンテナンス
たるみやシワが目立ってきた…と感じた場合は、HIFUや糸リフトでメンテナンスをすることがおすすめです。 HIFUとは、高密度焦点式超音波(High-Intensity Focused Ultrasound)と呼ばれ、たるみを引き締める医療機器のこと。お肌内部に熱エネルギーを与えることで、フェイスラインを引き締め、たるみ・二重顎を改善することができます。一方、糸リフトは医療用の溶ける糸を体内に挿入し、皮膚を内側から引き上げることでリフトアップ・輪郭形成をはかる美容施術です。
HIFUも糸リフトも、加齢によるたるみやシワに効果を発揮します。定期的にメンテナンスを行うことで、顔の脂肪吸引の後の効果を持続することができますよ。
良質な睡眠
睡眠中に分泌される成長ホルモンには、脂肪の分解を促進する役割があるのをご存じでしょうか?また、脂肪を分解させるだけでなく、筋肉の成長を助けてくれる働きもあるため、良質な睡眠は「痩せやすい体をづくり」を行なってくれる大切な時間です。良質な睡眠につくには、まず生活習慣を正すことからはじめましょう。毎日同じ時間に起き、寝る前はカフェインやアルコールを避け、快適な睡眠環境を整えることを意識してみてください。習慣にすることで、ホルモンバランスが安定し、脂肪がつきにくい体を目指すことができますよ。
顔の脂肪吸引に潜むリスクとダウンタイム
ここからは、顔の脂肪吸引で起こり得るリスクやダウンタイムについて解説していきます。
ダウンタイムで起こる主な症状と期間
顔の脂肪吸引は外科手術のため、ほとんどの方にダウンタイムの症状が現れます。主なダウンタイムの症状は以下の通りです。
腫れ・むくみ
施術部位が腫れて熱を持ったり、むくんだりすることがあります。術後から2〜3日をピークに自然と治っていきます。
痛み
施術部位が腫れたりむくんだりすることで、痛みを伴うことがあります。これも腫れやむくみとともに治っていきます。
内出血
内出血は通常1週間〜2週間ほどで現れ、赤紫色〜黄色になって自然と消えていきます。ほとんどの場合がメイクで隠せる程度となります。
後悔につながるリスクや失敗例とは?
顔の脂肪吸引を受けた方の中には、やって後悔した、という方もごく稀にいらっしゃいます。後悔の原因としてよくあるのが、以下のようなケースです。
思ったより痩せなかった
脂肪吸引と聞くと、「劇的に顔が小顔になる」とイメージする方も多いですが、元々脂肪が少ない方や骨格の影響で期待していたほどの変化が得られないこともあります。
左右差ができてしまった
脂肪の取り方が均等でなかったり、もともとの左右差を考慮せずに施術を行なった場合に起こるリスクです。顔は元々左右非対称なことも多いため、医師はそれを踏まえて繊細な調整が必要です。
脂肪を取りすぎてしまった(頬がコケた)
特に頬の脂肪を取りすぎてしまうと、顔がこけて老けた印象になることがあります。これは「しっかり脂肪を取ってほしい」という希望に応えすぎてしまった結果などで起こります。
リスクを最小限にするためにできること
前述した、これらの失敗を防ぐためには、信頼できるクリニックと医師を選ぶことがとても大切です。
カウンセリングでは、自分の理想や不安をしっかり伝え、医師と丁寧にすり合わせを行いましょう。話を真摯に聞いた上で、できること・できないことを正直に伝えてくれる医師なら安心です。
また、良いクリニックを見極めるには、公式HPの症例写真や、実際に施術を受けた人の口コミをチェックするのがおすすめです。
A CLINICの脂肪吸引
A CLINICで一番人気のメニューが、「顔の脂肪吸引」と「Aスレッド®(糸リフト)」を組み合わせた《1day小顔®脂肪吸引》です。
人気の理由は、脂肪吸引で余分な脂肪を取り除いたあと、糸リフトで皮膚の内側からしっかりと圧迫・固定を行うことで、ダウンタイムを最小限に抑えながら、リフトアップ効果も同時に得られることにあります。
また、当院では「腫れにくい・痛みが少ない」施術を常に追求しており、在籍するすべての医師が統括院長から直接技術指導を受けているのも特長のひとつです。
こちらは、1day小顔®脂肪吸引を受けた方の施術前と4年後の比較写真です。ご覧の通り、4年経っても小顔効果がしっかりと持続しています。
まとめ
顔の脂肪吸引は、1回で半永久的な効果を得ることができますが、効果を持続させるためには生活習慣を整えるほか、定期的なメンテナンスが重要です。顔の脂肪吸引で後悔をしないためにも、術後のケアについて今一度しっかりと確認しておきましょう。
A CLINICでは術後のアフターフォローも万全です。施術後は、医師による診察を何度でも無料で受けていただける体制を整えていますので、はじめての方でも安心してご相談いただけます。
顔の脂肪吸引で悩まれている方は、この機会にぜひご相談ください。