口横のポニョの原因と治し方|セルフケア&美容医療でスッキリ解消

口元の横にできる、ポニョっとふくらんだ部分が気になっている方も多いのではないでしょうか。

この「口横のポニョ」は、年齢や生活習慣などさまざまな要因で現れます。

今回は、そんな口横のポニョをすっきり整えて、シャープなフェイスラインを目指すための方法を、セルフケアと美容医療の両面からご紹介します。

お悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

口横のポニョとは?

口横のポニョについて説明

「口横のポニョ」とは、口元の横からフェイスラインにある、やわらかいふくらみを指します。笑ったときや無表情のときに、口角のすぐ横にポニョっと乗るように見えるのが特徴です。

30代後半以降の方に多く見られますが、20代の方でも体重の変化や生活習慣の影響で気になるケースは少なくありません。「太っていないのに、口の横だけが膨らんでいる」「フェイスラインがもたついている」といったお悩みを感じる方も多く、写真写りが気になったり、実際よりも全体が丸く見えてしまうこともあります。

このような口横のポニョは、一度気になりだすとメイクや髪型で隠すのが難しい部分でもあります。周りの人からは些細に見えても、ご本人にとっては大きなコンプレックスになりやすい部分です。

口横のポニョができる主な原因

口横のポニョができる原因について解説

口横のポニョが目立つ背景には、大きく分けて3つの原因があります。

原因①:肌のハリ・弾力の低下

肌のハリや弾力は、コラーゲンやエラスチンといった成分で支えられています。これらが減ると、皮膚がゆるんでたるみやすくなる原因に…。特に口元は皮膚が薄く、重力の影響を受けやすい部分です。ハリを失うと、余った皮膚が口横にたまり、ふくらみが目立つようになってしまいます。

原因②:脂肪の下垂

顔の脂肪は年齢とともに支えが弱まり、少しずつ下に落ちていきます。これが「ブルドッグ顔」と呼ばれる輪郭のたるみの大きな原因になります。特に頬の上の脂肪が下がると、口元の横に集まってポニョっとしたふくらみができ、目立ちやすくなります。脂肪が下がってしまう原因は年齢だけでなく、急に体重が増えたり減ったりしても起こりやすい特徴があります。

原因③:表情筋の衰え

顔には実はたくさんの筋肉があり、皮膚や脂肪をしっかり支える役割を果たしています。表情を動かす機会が少ないことや、加齢によって筋肉が衰えると、支えきれなくなってたるみが進みやすくなります。特に口周りの筋肉が弱くなると、フェイスラインがぼんやりして、脂肪や皮膚が集まりやすくなり、ポニョが目立ってしまいます。筋肉の衰えは、老けた印象にもつながります。

原因が1つだけではないことも

こうした原因は、いくつかが同時に重なって進行しているケースが多いです。

たとえば、筋肉の衰えと脂肪の下垂が同時に起こると、皮膚を支える力が一層弱まり、たるみが強調されて影が目立つようになります。さらに、普段の表情のクセや噛み癖、睡眠時の姿勢、頬杖をつく習慣など、日常の小さな行動の積み重ねも影響することがあります。

こうした複数の要素が絡み合うことで、口横のポニョが気になってくることがあるのです。

口横のポニョを自宅で改善する方法

口横のポニョを自宅で改善する方法を解説

ここからは、口横のポニョを改善するためのセルフケアをいくつかご紹介いたします。

表情筋トレーニング

表情筋を鍛えることは、口元のたるみや口横のポニョを予防・改善するためにとても大切です。

顔にはいくつもの表情筋がありますが、中でも口周りや頬を支える筋肉が衰えると、脂肪や皮膚が下に集まりやすくなり、フェイスラインがぼんやりしがちに。

「口輪筋」は、唇を閉じたりすぼめたりするときに使う筋肉で、ここが弱ると口元がゆるんだ印象になりやすいです。

「頬筋」は口角を横に広げる動きに使われ、衰えると頬全体が下がって見える原因に。

「大頬骨筋」は口角を上に引き上げる働きがあり、明るい表情をつくるためにも大切な筋肉です。

日頃あまり意識して動かす機会が少ない筋肉ですが、毎日少しずつトレーニングを続けることで徐々に動かしやすくなり、フェイスラインの印象も変わってきます。

基本のトレーニング方法

鍛え方としては、まず「口輪筋」にアプローチする練習からスタートしましょう。

  1. 唇を閉じてすぼめたまま「ウー」と声を出すように、唇を前に突き出します。
  2. その状態を5秒キープし、ゆっくり戻す動きを10回繰り返します。

次に、「頬筋」を鍛えるエクササイズを行います。

  1. 口角を思いきり横に広げてにっこり笑顔をつくります。
  2. さらに口角を上に引き上げ、頬を持ち上げる意識で5秒キープ。
  3. ゆっくり戻す動きを10回繰り返しましょう。

仕上げに「大頬骨筋」に働きかける練習です。

  1. 割り箸を横に軽くくわえ、口角をしっかり引き上げて笑顔をつくります。
  2. そのまま10秒キープ。
  3. これを5〜10回繰り返します。

無理に力を入れすぎず、心地よい範囲で動かすことがポイントです。最初は筋肉がうまく動かず、ぎこちなく感じることもありますが、続けることで少しずつスムーズになります。

トレーニング中は、鏡を見ながら表情の左右差を確認し、できるだけ均等に動かす意識を持つと効果的です。表情筋を鍛えることによって血行が促進され、肌のトーンが明るく見えるようになることも期待できますよ。

リンパマッサージ

リンパマッサージは老廃物や余分な水分を流し、むくみの改善に役立ちます。基本は心臓に向かって流すイメージで、顔の場合は耳の下から鎖骨へと流します。力を入れすぎず、皮膚をやさしく動かす程度の圧で、一方向にゆっくり流すのがポイントです。

誤った方法として、強く押したり、逆方向にこするのは避けましょう。内出血やたるみの原因になることがあります。入浴後など血行が良いタイミングに、リラックスしながらやさしく行うのがおすすめです。

マッサージはスキンケアの延長として、保湿クリームやオイルを使いながら行うと肌への摩擦が軽減できます。顔だけでなく、耳の後ろや首のリンパ節をやさしく流すことで、全体的なむくみ感の軽減にもつながります。肌が敏感なときやニキビができているときは無理に行わず、状態が落ち着いてから試すようにしましょう。

美容医療での改善方法

口横のポニョを美容医療で改善する方法を解説

セルフケアだけでは難しい場合、美容医療を組み合わせることで、よりしっかりと整えることが可能です。

美容医療では、脂肪を減らしたり、たるんだ組織を物理的に引き上げる方法が用いられます。ここでは代表的な施術として脂肪吸引と糸リフトをご紹介します。

美容医療を検討する際には、施術のメリットだけでなく、リスクやダウンタイムについても事前に理解しておくことが大切です。特に初めての方は「どの施術が自分に合うのか分からない」という不安があるかもしれません。カウンセリングでは、顔全体のバランスやお悩み、生活スタイルを踏まえて最適な治療計画を立てることができます。

脂肪吸引

脂肪吸引は、専用の細いカニューレで皮下脂肪を取り除く方法です。口横のポニョのように、ピンポイントでたまった脂肪を減らしたい場合にも効果的です。脂肪細胞自体を減らすため、リバウンドしにくいのが特徴で、「何をしても減らない口元のふくらみをすっきりさせたい」という方に選ばれることが多い治療です。

施術は基本的に1回で完了しますが、腫れや内出血が1〜2週間程度続く場合があります。費用は20万円〜50万円程度が目安です。

脂肪吸引の範囲や量は、一人ひとりの骨格や脂肪のつき方によって異なります。たとえば、口元だけを部分的に吸引するだけでなく、頬やフェイスライン全体のバランスを考えながら整えることで、より自然でなじみやすい仕上がりを目指せます。術後の腫れやむくみは徐々に落ち着き、約1か月ほどでフェイスラインの変化を実感しやすくなるでしょう。

脂肪を取りすぎると頬がこけて見えるリスクがあるため、医師の技術とデザインが大切です。口横はお顔の印象を決める部分なので、骨格や表情の動きに合わせて脂肪をどの程度減らすか慎重に計画します。気になる方は事前にしっかりカウンセリングを受けてくださいね。

糸リフト

糸リフトは、皮下に特殊な糸を挿入してたるんだ組織を引き上げる治療です。特に口横のポニョの原因となる「脂肪と皮膚のたるみ」が混在している場合、糸リフトでたるんだ部分を支えることで、ふくらみの目立ちを軽減できます。自然に体内で溶ける糸を使うことで、コラーゲン生成を促し、肌のハリ感を高める効果も期待できます。持続期間は半年〜1年程度が目安で、糸が溶けた後もゆるやかに効果が続くのが特徴です。費用は10万円〜30万円程度です。

まず余分な脂肪をしっかり減らしてから、たるみを引き上げたい方や、下がった脂肪をきちんと支えて整えたい方には、脂肪吸引と糸リフトを組み合わせた治療もおすすめです。1回の施術でボリューム調整と引き締めが叶いやすい点が選ばれています。

まとめ

本記事のまとめ

口横のポニョは、さまざまな要因が重なって現れるため、セルフケアだけでは改善が難しい場合もあります。そんなときは、美容医療の力を借りて、理想的なフェイスラインを目指すことが可能です。

A CLINICでは、顔の脂肪吸引と糸リフトを組み合わせた「1day小顔®︎」という治療を行っています。
余分な脂肪を取り除きながら、たるんだ組織を自然に引き上げるため、一度の施術でメリハリのある輪郭を目指せるのが特長です。

通常、顔の脂肪吸引を行う場合はフェイスバンドでの圧迫固定が必要ですが、糸リフトを併用することで固定の役割を補えるため、フェイスバンドを着用せずに済むのも大きなメリットです。
「短いダウンタイムでしっかり変化を感じたい」という方にもおすすめです。

口元のふくらみは見た目の印象を大きく左右する部分だからこそ、治療はお顔全体のバランスを考えながら計画することが大切です。気になる方は、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。豊富な症例と経験をもとに、一人ひとりに合った方法をご提案いたします。

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【監修医情報】

山田 哲雄 医師

本ページはA CLINIC 山田 哲雄 医師(美容外科専門医)が監修しています。

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さまざまな専門医・認定医・資格を持つ医師が在籍

A CLINICでは顔の脂肪吸引や糸リフトの症例数が豊富なだけではなく、さまざまな資格を持つ医師や専門医が在籍しております。

日本美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員(JSAS)、日本美容皮膚科学会会員、形成外科学会会員、 麻酔外科学会会員、世界美容外科学会(WSAPS) 会員、国際抗老化再生医療学会会員、国際抗老化再生医療学会会員、日本肝臓学会会員、 日本リンパ学会会員、末梢神経学会会員、日本専門医機構認定 整形外科専門医、日本整形外科学会会員、日本先進医療医師会会員、日本抗加齢医学会会員、日本救急医学会認定ICLS修了

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