佐藤 玲史

佐藤 玲史

日本美容外科学会(JSAS)参加

2019年04月22日

先日、日本美容外科学会(JSAS)に参加してきました。

『第107回日本美容外科学会 JSAS 2019 TOKYO』と題して、ANAインターコンチネンタルホテル東京で4/17.18と盛大に執り行われました。

今回の学会では、

〇二重術

〇スレッドリフト

〇ピコレーザー

に重点を置いて聴講してきました。

 

まず二重術です。

 

4人の著名な先生方が登壇され、貴重なお話を聞くことが出来ました。中でも、何十年も美容外科に携わった大御所の先生の口から、

 

『理想的な二重の術式はない。どんな方法も欠点はあるし、何をしても二重が戻ってしまう事がある』

『逆に一番シンプルな方法で行った患者さんの二重が一生涯に渡って綺麗にもつこともある。だから、容易に二重になる人にアレコレ複雑で高額な術式を勧めることは慎みたい』

と仰っていた事が印象的であったのと同時に、普段から私が考えている事とそっくりであったので、自分自身の考えにより自信を持つことが出来ました。

次に、スレッドリフト。

今では多くのスレッドリフトが登場し、形や素材など多種多様なものが開発されています。患者様の皮膚の状態、ニーズなどによって術式を選択するのが理想的です。

また予想通りではありますが、どのスレッドをもってしても永続的な効果を持たせるのは困難であるというのが、今回の学会でも証明された感があります。

何百という症例を追跡調査をした先生の発表でも、

 

『一年以上、効果を実感している患者さんは皆無』

とのこと。

この事実に私たちは真摯に向き合わなければといけないと考えています。

確かに、スレッドの挿入によりコラーゲンなどの線維性組織が増生されることは間違いないですし、それらが一年を超えて存在はします。またPDOに代わってPCLなどの持続性の素材が開発され、一年を超えて組織内で存続できることも今回のオペ動画でも確認できました。

しかしながら、どれだけ線維性組織が残存しても、どれだけPCLが組織内に溶けずに残っても、引き上げのリフト効果を一年を超えて実感するところまではいっていない、というのが実情です。

 

これが現在のスレッドリフトの限界であろうと思います。

 

代わりに、スレッドの挿入により、肌の状態が良くなることも間違いないと思われます。具体的には、肌にハリが出て、毛穴が目立たなくなり、くすみも軽減する。コラーゲンなどの線維性組織の増生以外に血行なども好影響を与えるのでしょう。

今後はこの辺りをきちんと患者様に啓蒙し、リフトアップ効果は一年以内に消失してくるので、定期的にスレッドを繰り返すメンテナンス治療の推進が望まれるところだと考えます。

その為にもスレッド素材の原価がもっと安くなることも含めて構造改革が必要になるかと思います。

最後にピコレーザーです。

私の一番の関心事は、やはりピコレーザーによるトーニングで肝斑は良くなるのか?ピコレーザーはシミ(主に老人性色素斑)の治療法の主役足り得るのか?ということです。

今回の学会では、

『肝斑は治すものではなくてコントロールするもの』

『ピコレーザーは、従来のQスイッチルビーレーザーやQスイッチYAGレーザーに比べてダウンタイムがマイルド』

という発言に留まっていました。これが現在のピコレーザー治療のフロンティアだとは思います。が同時に、ピコレーザーにはまだまだ伸びしろがあるであろうとも感じました。

学会で吸収した最新の知見を活かして、患者様に還元していこうと思います。

皆様のお越しをクリニックでお待ちしております。

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美容外科専門医・美容皮膚科医 佐藤 玲史

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